小説置き場。
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去年まで通っていた中学校。
そこを通りがかっても不思議と懐かしいとは感じなかった。
まだはっきりと覚えている。ついこの間までそこにいて、笑っていた友達。下駄箱から靴を落としたときに響く乾いた音。笑顔で終わった卒業式。親友と初めて出逢った日。暖房の効きすぎた昼休みの図書館。体育の後にかき込んだウォータークーラーの水。雑談ばかりだった担任の下手くそな字。緊張した入学式。暑かった真夏の部活。ストーブの周りを囲んでした他愛もない話。面白くなかった数学の授業。
それらはまだ『過去』ではなくて、『今』を生きる私と共にある物。『今』の私の大切な一要因。
まだ、思い出が私の中で風化することはない。
(XXXXXX)
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