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小説置き場。
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ポケモンとかのは絶対にUP済みだと思う。
が、調べるのがめんどくさいのでこのまま。
改めて設定だけで満足してる話が多いなぁと実感。


「あまり他人には言っていないが…俺はラズリルが故郷だとは思っていない」
 独り言にしては大きすぎる声でシアンは言った。周りには本人とテッドしかいない。なんで俺に言うんだ、とテッドは思ったが口には出さなかった。
「俺の帰る場所はいつだってここ…群島の海、ただそれだけ」
 シアンは振り返った。海を移し込んだような鮮やかな青緑の瞳がテッドをひたと見据える。テッドにはシアンの眼差しを怖いと感じる時があった。何の感情も映さないその瞳に自分の迷いがはっきりと映り込む、その瞬間だ。
「テッドは帰る場所があるのか?」
 あると思っているのか、ないと思っているのかが全く分からない問い方だった。
 帰る場所、と聞いてテッドが真っ先に思い出すのは滅ぼされた自分の故郷だ。そしてそこ以外は思い浮かばない。
 なんとなく声を出すのが億劫になって、テッドは首を横に振った。



 カランカランという棍が落ちる音と、鈍い打撃音。それに、どさっという人が倒れる音。
「レン!」
 背後でそれらが聞こえて、テッドは相対していた盗賊の眼球に至近距離で弓矢をくれてやってから振り返った。背後から野太い絶叫が聞こえる。
 見れば、別の盗賊が倒れ伏している少年に正にとどめをさそうとしているところだった。
「てめぇ…!!」
 すかさず矢を放った。だが。
 間に合わない!
 明らかに相手の剣戟の方が速い。
 ふと頭をよぎる己の呪い。

 また、なのか?
 また俺は、同じ過ちを繰り返してしまうのか?

 思考が止まる。全身が冷たくなる。
「レン!」



「カイトにあげるつもりの図鑑だったのよ。 カイトが取り返してきなさい。」
「なっ…。
 いらないよ図鑑なんて!
 大体他にもあるだろ?」
「いいから行きなさい。
 カイトの旅の役にもきっとたつから。」
「…強制?」
「勿論」



「着いたよ…サン」
「ここが鳥使いの街かあ」

 カイトとサンの正面にそびえ立っているのはとてつもなく巨大な岩だった。岩はプリンを三段重ねたような形をしていて、水平な部分に街が形成されている。居住地域は三階層にわかれていて、上から順に『上階』『中階』『下階』とそれぞれ呼ばれていた。
 この街の特徴は階段がまったくないことで、階層間の行き来には飛行ポケモンが使われている。もちろん、一番低い位置にある下階に入るのも飛行ポケモン必須である。

「ところでカイト」
「ん? どうした?」
「カイトって鳥ポケモンとか持ってたっけ?」
「………」
「持ってないよな、やっぱり」
「知らなかったんだよ…。ごめん、サン」

 カイトはまた眼前の巨大岩を見上げた。それから名残惜しそうに視線を元に戻す。
 かなり悔しいが入れないなら仕方がない。せっかくだから簡単にスケッチでもして、それから隣町にでも行こうか、とサンに告げると、

「ならもうちょっと見栄えがいいところにしようぜ」

と言って率先して歩き始めた。





 一体いつになったらこの森から出られるのだろう。
 シアンは周囲にそびえ立つ木々を睨みつけた。そもそもの原因はこの森に張ってある結界のせいだ。しかも普通のよりもかなり精巧ときている。一般人なら無意識のうちに結界を避けて歩くのだが、生憎ながらシアンは一般というものを逸脱し過ぎている。要するに結界を完全に無視してしまったのだ。






2主 テンリ
何故かコーヒーはブラック派。
そんなに馬鹿ではない。が、気の赴くままに行動するのが好きなのでなかなか分かりづらい。
実はトンファーよりも体術の方が得意。
味覚オンチの料理上手という料理人泣かせの人物。

4主 シアン
俺様な性格。
小間使い精神が抜け切っていない。
家事全般は得意。むしろプロ。
海が好き。群島が好き。
魔力が馬鹿みたいに高い。
阿呆のように強い。
オベルを中心として世界各地を放浪している。
紋章学を学んでいる。
見た目が美形なのは自覚済み。
女装すればほぼ女だと思われるのも自覚済み。




「真なる風は、どうやらお前から綺麗に離れたみたいだぜ?でも紋章はお前を求めてる。どうする?また宿すか?やめとくか?それとも、俺が殺してやろうか?」




004.天間星
1-3ルック 4テッド 5ゼラセ
 定義は絶対『こまっしゃくれた魔法使い』ついでに言うと能力の高い魔法使い。4は違うかったけど約束の石版の守護者で総じて愛想がない。

005.天勇星
1-2ハンフリー 3デュパ 4タル 5クレイグ
 んーむ定義がわからん。
006.天雄星
1カシム・ハジル 2ハウザー 3ユーバー 4イザク 5ガレオン
 
007.天孟星
1クワンダ・ロスマン 2キバ 3シバ 4アクセル 5ボズ

008.天威星
1-2ペシュメルガ 3ルシア 4セルマ 5ナクラ
 んー、
009.天英星
1グレミオ 2シエラ 3ユイリ 4アルド 5リオン
 結構贔屓されてる星だと思う。ユイリは微妙な線だけどなあ。
010.天貴星
1ウォーレン 2テレーズ 3サロメ 4ラインバッハ 5タルゲイユ
 軍の中でも知識人が集まっているような…。ウォーレンって誰だ?






「お前は世界
 世界はお前
 お前の望みは世界の望み
 世界の願いはお前の願い」
「…どういうこと?」
「言葉通りの意味だ。
 そしてお前は世界の盛衰を担っている」
「…やっぱり、コイツは」
「破壊を司る者。
 全てを滅ぼし、新たな秩序を創る者」




 少女の眼前に、血に濡れた躯が倒れる。
 ついさっきまで少女に笑いかけてきたあの優しい父は、その命の灯を消そうとしていた。
 隣で少女の母が息を飲んだ。
 少女の前では、紅く輝く刃を持った男がニヤニヤと狂ったように笑みを浮かべている。

 * * * *

 空一面に星が瞬いている。
 体に当たる夜風が、少し肌寒いとアヴィスは思った。でも、中に戻ろうとは思わなかった。
 まだ、この船には血の臭いが残り過ぎていた。

 キィ、と甲板のドアが開く音がした。
 それから少しこちらを窺うような視線。
 アヴィスはそれらに微苦笑して、音の主に声を投げ掛けた。
「どうかしたか、理奈」
 ビクリ、と少女の体が震えたのが分かった。
「そんなところに立ってると風邪引くぞ。
 こっち、来るか?」
 アヴィスにそう言われると、理奈はトテトテとアヴィスの方に歩いてきた。でも、理奈はただアヴィスの隣に立つだけだ。
「それでも風邪引くだろーが」
 呆れたようにアヴィスは呟き、理奈の腕を自分の方に引いた。たやすく折れてしまいそうな、細い腕だった。
 理奈がバランスを崩してアヴィスの方に倒れかかるのを受け止めると、アヴィスは理奈を抱えて自分の前に座らせた。子供特有の高い体温が気持ち良い。
 ぎこちなくアヴィスの方を振り向いた理奈の頭に軽く手を乗せて、アヴィスは歌を歌った。昔に教えてもらった、古い歌を。





「ねぇ…」
「どうした?ツナ」
「なんかいつも忘れてる気がするんだけど、ヒバリさんって中学生だよね…?」
「まぁ、そうですね…」
「じゃあ、やっぱり音楽の歌のテストとかで歌ったりするかなぁ」
「あいつが、ですか」
「校歌しかまともに歌ってなさそうだぞ」
「それとか、日直の仕事」
「雲雀が黒板消しか」
「黒板の方が壊れそうじゃねーか?」
「あー分かる。
 チョーク持った瞬間に砕け散りそう」
「あははっ、確かに。」
「一日だけで良いからから同じクラスになってみたいなぁ…一日だけ」

「君達、咬み殺していいかい?」

「「「! ! !」」」


 やばい、殺される。





 * * * *

「並盛には同小の人も多いですし、大丈夫そうです」
俺はそう言って担任が見せた名簿から知っている名前を拾い上げた。
遠藤、佐伯、新島、雲雀、八野、渡辺…と言ったところか。思っていたよりも多い。人生で二回目の転校という行事は、どうやらうまくいきそうだった。
そう思っていると、担任が恐る恐る尋ねて来た。
「雛岸くんは、その…雲雀恭弥と、知り合いかい?」
「へ、きょーですか?」
俺が口を開いた瞬間、静まり返る職員室。一体何だったてんだ?
 俺が首を傾げていると、担任がほっとしたように俺に言った。
「それはよかった。では教室に行こうか」


 久々に会った雲雀恭弥はどうやらその攻撃的な性格を一層強めていたらしかった。
 教室に入った俺に、興味が無さそうな視線を一度だけ寄越して、目を閉じている。
 担任の紹介が終わり、当たり障りの無い挨拶をして、俺は一つだけポカンと空いた座席に座わった。懐かしい顔が声を掛けてくる。この並盛に帰ってきたんだなぁと実感した。
「よう、恭弥」
「…………」
「無視すんなよな~。俺とお前の仲だろ?」
「…………」
「あ、もしかして俺のこと忘れてたりとか?」
「…………」
「返事くらいしてくれたっていいだろ~」
「…………」
「……………………………」
「……何の用」
「席もたまたま隣だし、これからよろしくな~」
「………(トンファーを構える)」
「ってオイ!なんで構える?!ってかなんか武器進化してねぇか?!」
「僕って煩い人嫌いなんだよね」
「それはお前が無視するからだろ?!なんかすんげー理不尽なんですけど!」
「今更だね」

ゴイン

「っつ……お前ほんと






「オンナに手を上げるたぁ、最悪だな。
 なぁ、魔公子。お前もそう思うだろ?」
「ケッ、知るかよ」
「ったく、冷てー奴。
 ユーリ、怪我はねーな?」
「うん、無いよ」
「な、何なんだお前は!」
「何って…騎士(ナイト)?」
「オマエそんなガラかよ」
「んじゃあ…ユーリ、何がいいか?」
「もぅ…。
 何でもいいからまずこの物騒な状況を何とかして!」




サモナイ夢主が初めて召喚した護衛獣。
鬼神のひとりで滅法強い。
バルレルとは面識があり、魔公子と呼んでいる。
夢主が気に入ったのか夢主を主として仰いでいる。



 

 * * * * *

 鈍色の空から降りしきるのは冷たい雨。
 昨日はあんなに綺麗な秋晴れだったのに、と隣で誰かが言った。

 * * * * *

「好き」

 声に出して呟いてみる。
 ああ、なんて軽いコトバ。

 * * * *

「何をしているの?」
「心のお洗濯」

  * * * * *

明日なんか来なけりゃあいいのに。

ただ漠然とそう思った。

  * * * * *

明日のことは明日にしかわからない。
未来のことなんか、今を生きる僕らにとって分からないのが当たり前だった。
あの時の僕にはそれが悔しくて、悔しくて。
結末が分からない展開が怖かった。

  *  *  *  *

分からなかった。
なんであたしは生きているんだろう。
生まれた世界からも見捨てられて、拾われた世界からも見放されて。
ただ、死にたくなかった。
死ぬのが怖かった。
だから馬鹿みたいに生にしがみついて、

それが、何だったのだろう。



嫌な夢をみた。
どんな夢だったのかは覚えていないけど、嫌な夢だった。
あたしはそんなことを思いながら布団の中にいた。
今日は、学校の創立記念日。何がめでたいのか全然分かんないけど、学校が休みだからおめでたいんだろう。
あたしには嬉しい限りだ。

  *  *  *  *

俺の悲しみは俺の誇り。
誰にも譲りはしない。

  * * * * *

状況:鳥とか竜とかに乗って空を飛んでいる
「こ-ゆ-時って落ちたらどうなるんすか…」
「さあ?落ちなけりゃあ大丈夫よ」
「それでも落ちたらの話ですよ…」

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