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小説置き場。
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何故か烈火の台詞を載せてる部分があるが気にしてはいけない。
あー話が書きたい。一年戦争とか、浮遊諸島とかがなぁ……。


「俺達には知覚できない、人間に害を為すモノ。そいつらが身の回りには溢れかえっている」
 夜道を歩きながら、唐突に草薙は口を開いた。
 吹が歩き慣れない暗い道を彼に追い付こうと必死になっているのを、果たして彼は気付いているのだろうか。草薙は続けた。
「俺達はそいつらのことを『影』と呼んでいる」
「『影』…?」
「そう。姿無き者、闇にのみ生きる者のことだ」
 そこまで言って草薙は言葉を切った。

 説明が抽象的過ぎて吹には何のことだかさっぱり分からない。そもそも草薙が何を伝えたいのかが分からない。
 草薙が立ち止まったおかげで漸く追い付いた吹は、そこでやっと頭を回転させることができた。無論、そんなことに意味はなかったのだが。

 草薙がごくごく自然に左腰の刀を抜いた。その途端、周囲がボンヤリと明るくなって吹は目をしばたたかせた。刀が、自然に光を放っている。とにかく驚いた吹はどういうことか聞きたかったが、草薙に視線で制されたのでそれは堪えた。
 そんな吹の疑問を知ってか知らずか、草薙は道の脇に生えている草を光を放つ刀で照らしだす。
「よく見てろ」
 草薙のよく通る声に従って、吹は刀を見た。見れば見るほど不思議な刀だ。月明かりを反射しているわけでもなく、ぼぅっとした弱々しい光を放っている。その光を見ていて、吹は急に背筋がぞっとした。体全体に悪寒が走る。咄嗟に吹は草薙の腕を掴んだ。怖い。
「影をよく見ろ」
 相変わらず淡々と草薙は言う。吹は無意識のうちに頑なに閉じた瞳を開き、言われた通りに草の影を見た。

 ぞわり。

 影が、蠱く。途端に吹の体に先程とは比べものにならないほどの悪寒が走りぬけた。
「やっ…今、影が…」
「あれが、『影』だ」
 草薙が無感情に言う。それがまた一層と吹の恐怖心を煽った。草薙の腕を掴む力がより強くなる。
 『影』は一匹だけではなかった。
 普段はただの草の影と認識しているもの。それが『影』の集まりだということを吹は初めて知った。影全体が『影』として動く。



まずはキャラのイメージから。
クラリネット(Cl)
 美帆ちゃん(女)
 練習熱心な努力家。

 バスクラ

フルート(Fl)

サックス(Sax)

 アルト
 初花先輩(女)
 初花は名前だったりする。

 テナー
 干野くん(男)
 あんまりやる気がないように感じるが部活の出席率は断トツでトップだったりする。
 分かりにくいがかなり部活思い。

 バリトン
 満くん(男)
 至とは双子。

トランペット(Tp)
 村山先輩(女)
 涼しい顔をしながら軽々とハイトーンを吹く凄い人。パーリ。後輩からはかなりの尊敬の眼差しで見られている。

ホルン(Hr)
 神薙先輩(男)
 ホルンの名に相応しい変人。断じて変態ではないので注意。
 全体的にひょろ長く、あんまり男らしくら見えない。

トロンボーン(Tb)
 ゆっこちゃん(女)
 本名裕子。

ユーフォニウム(Euph)

チューバ(Tuba)
 至くん(男)
 満とは双子。

コントラバス(St)
 ゆう(女)
 本名優子



「獄寺さん」
 綱吉に気付かれないように服の裾を引っ張る。ボンゴレ十代目の右腕は未だにシアンを完全には信用していなかったが、それでもシアンの堅い表情から、何かあったことを悟ったようだった。綱吉に何か言って、食堂を離れる。
 先に退室していたシアンの隣に立つと、漸く口を開いた。何があったのか、と。
「食事に毒を混ぜられた…と思う」


*****


 問答無用で例のガンもどきを突き付けられた。あのハルモニア直属暗殺集団のやつよりも数段性能がいい恐ろしい代物だ。かなり小型化・軽量化が進んでおり、弾の速さも段違い。種類によってはあの発砲音ですら消せると聞いて、背筋に冷たい物が走ったこともあった。何でそんなものが俺に向けられているのかは知らないが。
 一瞬だけ睨み合ったあと、何がなんやらよく分からない言語で怒鳴り散らされる。それは俺が使っている言語とは似ても似つかなかった。この調子なら理解するのにかなりの年月が必要かもしれない。随分遠くに飛ばされたもんだ。
 ボンヤリしていたら、急に体が動いた。甲高い金属音と、腕に走る衝撃。反射的に抜いた剣が、俺の身に迫った弾を弾き返していた。続きに備えて体の感覚を研ぎ澄ましていく。先程の破裂音によって数人がこちらにやって来ていた。足音が聞こえるのだ。そして敵は、情けなくも震えていた。確かに弾を剣で弾き返すのはやり過ぎだったかもしれない。
 俺に発砲してきた奴は、結局何もすることができなかった。一発目の発砲音の後で俺が睨みつけていた間に、他の人間が現れたからだ。
 最初の奴とは格が違う。近付いて来るだけで俺はそう思った。そのくらい、身に纏う雰囲気が圧倒的に違ったのだ。夜の闇にも完全に溶け込みそうな黒髪に、美人の域には楽々入りそうな中性的な顔立ち。完成された美しさの中でただ一つ、獲物を狙う肉食獣のような鋭い目だけが目立っていた。その澄んだ闇色の瞳が、ひたと俺を見据える。
 ピリピリとした、いっそ心地良い位の研ぎ澄まされた殺気をそいつに向けられて、俺はとりあえず剣をしまった。ここで敵対行動をとると後々まで面倒なことになりそうだ。
 今まで俺と相対してたやつが後で出てきたそいつに何かを言う。黒髪のそいつはそれを聞いて若干顔を歪ませた。そして、どこからか取り出したトンファーで相手を殴った。理不尽だなと思いつつも、その動きの速さに驚いた。ふと、少前までお世話になった少年軍主のことを思いだした。彼も同じ武器だ。力量は、なんとも言えなかった。対人間ならば黒髪のほうが向いている気がしたが、対モンスターでは彼の力じゃあ話にならないだろう。
 黒髪はそんな過去を懐かしむ暇すらも与えてくれなかった。一瞬で間合いを詰めると俺の喉を狙ってトンファーを振り上げる。それを一歩後に引いて避ける。またトンファーが唸る。またしても避ける。黒髪と目が合った。
 不意に黒髪はトンファーをしまった。そして何かを俺に言ってスタスタと歩きはじめる。言葉が分からない俺はただ立っているだけだった。それに気付いた黒髪が振り返って呆れたように何かを言って、今度は俺を引きずって歩きだす。さっきは着いてこいと言っていたようだ。




ダメですねぇ。

そんな形で
好きって言われて
うれしいですか?

女のコは
感情を持たない
人形じゃ
ありません。

それなりの
マナーと
モラルが
必要でしょう。

あなたは
不合格
ですね。

十神衆
雷覇
―――

ここより
私がお相手
いたします。



「みんなが みんな、恐怖に 縛りつけられると 思うなよ」
烈火 兄ちゃんが ……………
願子を 焼こうとした 紅麗に そう言った。
「誰が負けるか」 ってね――――
烈火兄ちゃんて すっげー バカなんだ けどさ…
そーいう トコ ――――
好きなん だよね。



例のセトーチ編
主人公はやっぱりカイト。
母親がポケモン研究者。

あらすじ?
カイトは旅に出たがらない珍しい少年だった。母親はそんなカイトを無理矢理自分のピジョットに乗せて命令する。「飛べる限り飛んで!」カイトを乗せたピジョットはカイトの抵抗をものともせず、雲よりも更に高く飛ぶ。そして雲が途切れた時、眼下に広がったのは、言葉では表現しきれないほど美しいセトーチの景色だった。そのままピジョットは飛び続け、遂にホウエンに入ってしまうのではないかというときに、嘴にくわえていたカイトの鞄を落としてしまう。急いで拾いに行くも、かなりの高さから落下したので中身のほとんどは壊れてしまった。母親がわざわざデータを入力していたポケモン図鑑でさえも。図鑑を元の状態にするために、カイトはセトーチを旅することを決意する。


  *****


 今日もナナシタウンに声が響き渡る。
 もうお馴染みの風景なので、誰も気にも止めない。
 言い争っているのは、今年で十六になる少年・カイトとその母親だった。
「いいから行きなさい!」
「嫌だ、絶対に俺は行かない!」
「つべこべ言わずに行きなさい!」
「ふざけんな、誰がこの村を出るもんか!」
「だからあんたは臆病者なのよ!」
 もういいわ、と母親が零してモンスターボールを取り出した。中からポケモン、ピジョットを繰り出すと同時に叫ぶ。
「カイトを連れて、飛べる限り遠くまで飛びなさい!」
「冗談じゃない!」
 カイトが抵抗するも、ピジョットはその大きな足でカイトを掴んで羽ばたきだした。母親がピジョットの口にカイトの鞄をくわえさせる。
「さぁ、行きなさい!」
 ピジョットの体が地を離れる。
 こうして、カイトは強制的に故郷を離れることになったのだった。


 大きく羽根を動かして、空気を切るのでさなく、捕まえるようにして飛ぶ。ピジョットのようなからだの大きな鳥では、当たり前のように動きが大きかった。一度羽ばたくごとにピジョットのからだは大きく上下に揺れ、腕を足で捕まえられている状態のカイトは更に大きく揺れることになった。片手で全体重を支えるわけだから当然のように腕は痛むし、どんどん高度を上げるおかげで落ちてしまったらとんでもない状況になってしまった。



睦月 冴



如月 至



弥生 園華



卯月 孝慈



皐月 捺月



水無月 穂澄



文月 潤也



葉月 ゆかり



長月 千花



神無月 伊織



霜月 雪花



師走 竜二郎





 初めの殺しはいつだったか。
 物心ついた時には既に手が紅く染まっていた俺にとって、それは些細な問題だった。そんなもの、いつであろうが俺が人殺しであることに変わりはない。
 殺しは、正直に言うと好きでも嫌いでもなかった。そういった物から掛け離れた所にあった。






「へぇ…お前、大陸のやつなのな。だったら、先ず本島に行ったらどうだ?」
「本島ってどんなところだ?」
「んとな、ここら一帯の島を纏めて『浮遊諸島』って呼ぶのは知ってるだろ?」
「まあ、一応は」
「ここらの島は全部海に浮かんでるんやな。それで、ぷかぷかと漂流している。だけど、ひとつだけ動かない島があるのや。そいつのことを俺たちは本島と呼んどる」
「どうすればそこまで行ける?」



一番星をつかまえて



さあ行こう
未知の世界へと
その足を高らかに上げて
行き先にはきっと
たくさんのものが待ち受けているだろう
その一つ一つを確かに受け止めて
後戻りが許されない道を
君は進むんだ





「はん!現役吹奏楽部の肺活量なめんじゃないわよっ!」
 新島聡美、只今よく分からない状況になっております。
 部活中に我が最愛のトランペットを持ったまま階段で転倒。楽器は死守すべしと体を張って守ったのはいい物の、打ち所が悪く、意識が飛んだ。…と自分では思いたいのだけれど。


彼女の顔に貼りついていたのはいっそ壮絶な笑みだった。何かが欠けてしまった少女は狂ったように笑う。ただ一人で、穢れた手を天に捧げて。

―――みんなみんな、死んでしまえばいいんだ。

 思い通りにならない世界に、意味なんて無い。




 怖い。
 花梨はそう思った自分に驚いた。何かに怯えるなんて、ここ数年はなかっただろう。
 自分の中の矜持が体を叱咤するが、それでも震えは止まらない。どこかで危険を告げる警鐘が鳴っている。
 花梨が呆然としていると、とん、と軽く花梨の肩を叩いて未来が前へ進み出た。

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