小説置き場。
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「グリーングリーングリーン! 誕生日おめでとう!!」
「……レッド。離れてくれないか」
「だから御祝いに、おれの為に死んで? グリーンが死ねば、グリーンはおれのモノにできるからね」
「まだ死ぬ気はない。取り合えず、は、な、れ、ろ、レッド」
「ちぇー」
「グリーンさん……っ!」
「危ないな、イエロー」
「大嫌いです。貴方なんて」
「だったらレッドを何とかしてくれ……」
「それが出来ればボクはっ」
「俺はブルーのモノだから勝手には死ねない。それに俺が死んだら今度はレッドのモノらしいぞ? お前はそれでいいのか」
「おーっす、グリーンさんいたいた」
「ゴールドか」
「シルバーからのお届け物っすよ、ほら」
「造血剤か。毎度毎度、すまないな」
「そんじゃ、お楽しみくださいませ、っと。オレもシルに飲んでもらおうかなー」
「お前はいらないのか?」
「造血剤っすか? あいつはブルーさん程は飲みませんから」
「ブルー」
「グリーン。誕生日おめでと。皆に御祝いしてもらったの?」
「まともに祝われたのはシルバーくらいだな」
「さっすがあの子。分かってるじゃない」
グリーンさんのキャラが迷子過ぎる件について
*
「ふーん。ねぇ、ゴールド」
「な、んだ……っ!? お前も、吸血鬼かよ……!」
「へぇ。馬鹿だけど抵抗はできるんだ」
「馬鹿は余計だ、っての……!!」
「呼ばないの? 彼」
「誰が呼ぶかよっ!」
「強情なところはそっくりだね。ほら、そんなに体を強張らせないで。吸血は初めてじゃないでしょう?」
「てめえなんざに、吸われて堪るか……!」
「いいねその顔。凄くそそる」
「こんの変態が! っておい? ルビー?」
「なるほどね……そういう手に出るんだ」
「は? あ、消えた。……何だったんだあいつ?」
「しししししし、シルバーさんっ!?」
「何だ、ラルド」
「と、とと突然、どうしたんですかおれの血なんて興味ないんじゃなかったんですか!?」
「気にするな。嫌がらせだ」
「ええっ!? おれ、ななな何かしましたか!?」
「満更でもないんだろう?」
「え、いや、ちょ、ちょっと待ってくださいよ!!」
「……やってくれますねシルバーさん」
「何の事だ?」
「いいです、もう。離れてくれませんか」
「ああ。……すまなかったな、ラルド」
「え、おれ、置いていかれる感じですかこれ」
「嫌なの、ラルド」
「だってお前目茶苦茶怒っt あ、シルバーさん行っちゃった」
「ラルド」
「はい」
「満更でもなかったんだ?」
「え、いや、それ、言ったのしるb」
「あの人の名前は出さないで」
「はいっ」
「で?」
「ううっ……。さっきのは、雰囲気に呑まれただけだって!」
「でも抵抗しなかったよね」
「『でも』じゃなくて『だから』! ……って、あれ? ルビー、魔法使った?」
「さっき転移を」
「いやさ、それ以外。うん、やっぱり……匂いが違う」
「それが何だって言うのさ」
「……ルビー、何か隠してるね。おれに言いたく無いこと……魔法…………ゴールドに何したのあんた」
「……きみの勘の良さには参るね」
「って事は……」
「何にやにやしてるのかな」
「なーんでもなーい」
「話終わってないんだけど」
「ふーん。じゃあおれが分かっちゃった事、洗いざらい話しちゃっていいの? ルビーが『もうイヤ』って言っても喋りつづけちゃうよ?」
「分かったよ。でもじゃあ僕に言うことあるんじゃないの?」
「あんたは何も言ってくれないのに?」
「それは……」
「あ、シルバー」
「体に違和感は?」
「やっぱ気付いてたんだな。何もねぇよ」
「そうか」
「やっぱお前じゃないと駄目なんだなー。あー落ち着く」
「姉さんの時はどうしたんだ?」
「それ直接聞く?」
「姉さんに聞いてほしいのか?」
「それは勘弁……」
「…………」
「で、喋れってことかよこの沈黙は! ブルーさんは体の緊張を解く魔法をかけてもらったんだよ。まぁ途中から効かなくなったけどよ」
「効かなくなった? 姉さんの魔法が?」
「ああ。最初のうちは気分もふわふわしててさ、血ぃ吸われてるときも気持ちいーくらいだったんだけど、キスした時にすげー違和感覚えたんだよな。んで我に返ったらもうダメだった。ブルーさんには悪い事したよなぁ。つーかシルバー、お前何かしてんの?」
「いや、呪いの類はかけていない」
「んじゃ愛の力か」
「体質的なものだと思うぞ」
「即答すんなよ」
*
「……待てよ。お前、吸血された事ないのか?」
「あ。……うん。ルビーは結構際どい事をやってくるけど、まだ、一度も」
「まー気持ちわかるかもなぁ。お前って見た目は手ぇ出したらまずそうに見えるし」
「あんたよりは確実に年上だよ」
「知ってる。シルバーがオレを拾う前からルビーのモノなんだろ? でも見かけがなぁ」
「ゴールドはいつだったの?」
「初めて吸われた歳か? えーっと……14、だな」
「じゃあおれとそんなに変わらないじゃん」
「いや、まぁ、なぁ? そこは置いといてよ……んじゃ、ルビーに直接理由聞いてみたらどうだ?」
「……レッド。離れてくれないか」
「だから御祝いに、おれの為に死んで? グリーンが死ねば、グリーンはおれのモノにできるからね」
「まだ死ぬ気はない。取り合えず、は、な、れ、ろ、レッド」
「ちぇー」
「グリーンさん……っ!」
「危ないな、イエロー」
「大嫌いです。貴方なんて」
「だったらレッドを何とかしてくれ……」
「それが出来ればボクはっ」
「俺はブルーのモノだから勝手には死ねない。それに俺が死んだら今度はレッドのモノらしいぞ? お前はそれでいいのか」
「おーっす、グリーンさんいたいた」
「ゴールドか」
「シルバーからのお届け物っすよ、ほら」
「造血剤か。毎度毎度、すまないな」
「そんじゃ、お楽しみくださいませ、っと。オレもシルに飲んでもらおうかなー」
「お前はいらないのか?」
「造血剤っすか? あいつはブルーさん程は飲みませんから」
「ブルー」
「グリーン。誕生日おめでと。皆に御祝いしてもらったの?」
「まともに祝われたのはシルバーくらいだな」
「さっすがあの子。分かってるじゃない」
グリーンさんのキャラが迷子過ぎる件について
*
「ふーん。ねぇ、ゴールド」
「な、んだ……っ!? お前も、吸血鬼かよ……!」
「へぇ。馬鹿だけど抵抗はできるんだ」
「馬鹿は余計だ、っての……!!」
「呼ばないの? 彼」
「誰が呼ぶかよっ!」
「強情なところはそっくりだね。ほら、そんなに体を強張らせないで。吸血は初めてじゃないでしょう?」
「てめえなんざに、吸われて堪るか……!」
「いいねその顔。凄くそそる」
「こんの変態が! っておい? ルビー?」
「なるほどね……そういう手に出るんだ」
「は? あ、消えた。……何だったんだあいつ?」
「しししししし、シルバーさんっ!?」
「何だ、ラルド」
「と、とと突然、どうしたんですかおれの血なんて興味ないんじゃなかったんですか!?」
「気にするな。嫌がらせだ」
「ええっ!? おれ、ななな何かしましたか!?」
「満更でもないんだろう?」
「え、いや、ちょ、ちょっと待ってくださいよ!!」
「……やってくれますねシルバーさん」
「何の事だ?」
「いいです、もう。離れてくれませんか」
「ああ。……すまなかったな、ラルド」
「え、おれ、置いていかれる感じですかこれ」
「嫌なの、ラルド」
「だってお前目茶苦茶怒っt あ、シルバーさん行っちゃった」
「ラルド」
「はい」
「満更でもなかったんだ?」
「え、いや、それ、言ったのしるb」
「あの人の名前は出さないで」
「はいっ」
「で?」
「ううっ……。さっきのは、雰囲気に呑まれただけだって!」
「でも抵抗しなかったよね」
「『でも』じゃなくて『だから』! ……って、あれ? ルビー、魔法使った?」
「さっき転移を」
「いやさ、それ以外。うん、やっぱり……匂いが違う」
「それが何だって言うのさ」
「……ルビー、何か隠してるね。おれに言いたく無いこと……魔法…………ゴールドに何したのあんた」
「……きみの勘の良さには参るね」
「って事は……」
「何にやにやしてるのかな」
「なーんでもなーい」
「話終わってないんだけど」
「ふーん。じゃあおれが分かっちゃった事、洗いざらい話しちゃっていいの? ルビーが『もうイヤ』って言っても喋りつづけちゃうよ?」
「分かったよ。でもじゃあ僕に言うことあるんじゃないの?」
「あんたは何も言ってくれないのに?」
「それは……」
「あ、シルバー」
「体に違和感は?」
「やっぱ気付いてたんだな。何もねぇよ」
「そうか」
「やっぱお前じゃないと駄目なんだなー。あー落ち着く」
「姉さんの時はどうしたんだ?」
「それ直接聞く?」
「姉さんに聞いてほしいのか?」
「それは勘弁……」
「…………」
「で、喋れってことかよこの沈黙は! ブルーさんは体の緊張を解く魔法をかけてもらったんだよ。まぁ途中から効かなくなったけどよ」
「効かなくなった? 姉さんの魔法が?」
「ああ。最初のうちは気分もふわふわしててさ、血ぃ吸われてるときも気持ちいーくらいだったんだけど、キスした時にすげー違和感覚えたんだよな。んで我に返ったらもうダメだった。ブルーさんには悪い事したよなぁ。つーかシルバー、お前何かしてんの?」
「いや、呪いの類はかけていない」
「んじゃ愛の力か」
「体質的なものだと思うぞ」
「即答すんなよ」
*
「……待てよ。お前、吸血された事ないのか?」
「あ。……うん。ルビーは結構際どい事をやってくるけど、まだ、一度も」
「まー気持ちわかるかもなぁ。お前って見た目は手ぇ出したらまずそうに見えるし」
「あんたよりは確実に年上だよ」
「知ってる。シルバーがオレを拾う前からルビーのモノなんだろ? でも見かけがなぁ」
「ゴールドはいつだったの?」
「初めて吸われた歳か? えーっと……14、だな」
「じゃあおれとそんなに変わらないじゃん」
「いや、まぁ、なぁ? そこは置いといてよ……んじゃ、ルビーに直接理由聞いてみたらどうだ?」
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