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小説置き場。
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*ハイト編流れ
・ハイトが一人でバチカルを飛び出る

「行くのかい?」
「うん。レックを見つけてあげないと」
「レックだって馬鹿じゃあない。待っていれば自力でここまで帰ってくるさ」
「……何処に帰るべきか、分からなくなっていたとしても?」
「え?」
「何でもない。とにかく、僕は行くよ」
「止めても無駄なんだろうね……気をつけて、ハイト」
「うん。ありがとう、ラディ」

・野盗に襲われる
・通りすがりのガイが助ける
・ケセドニアまで送ってもらうことに
・ケセドニアでディックを雇う
・ピオニーとかと会ってると楽しいかも。
・合流はアクゼリュス直前とか? 案外アクゼリュスはアッシュだけでのりきったりして。


・INタルタロス
「私は部分的な記憶喪失に陥っています」
「部分的な、とは?」
「自分に関する記憶が全くありません。名前や、過去の思い出を失っているようなんです。対称的に、知識や社会常識といったものは忘れてはいません」
「結果として、貴方がどこから来たのかも貴方は把握していない、と」
「そうなります」
「ですが、貴方が記憶障害だという証拠はどこにもありませんね」
「その通りです」
「まぁいいでしょう。一週間前、チーグルの森の奥で巨大な第七音素の収縮反応がありました。心当たりは?」
「私が目を覚ましたのがチーグルの森の奥です。無関係ではないと思います。収縮ということは……超振動による転移が疑われますね」
「あくまでも覚えはないと?」
「私はチーグルの森の奥で目を覚ます以前のことは覚えていませんので」
「超振動による転移をすぐに思い付くということは、それなりに第七音素に関する知識はお持ちのようですね」
「そのようです。更に言うと、研究者だったようです。貴方の旧姓はバルフォアではないですか?」
「ええ。確かに、研究者でしょうね」
「それと、キムラスカに住んでいたと思います。太陽が北に昇るので」
「他には?」
「……多分、専門はフォミクリーかと」
「! ……そう、ですか。根拠は?」
「レプリカに関する知識が深すぎます。譜業について詳しいのは、キムラスカの人間だとすれば不思議なことでもありませんし」
「…………」
「バルフォア博士。音素構成を調べる譜業はありませんか? 私がレプリカであれば、この中途半端な記憶喪失についても説明がつくと思うんです」
「待ってください! 生体レプリカは私が禁忌としました。それなのにどうしてそんな発想があっさりと……」
「何かしらの形で私も関わっていたんでしょうね」
「そ、んな……」
「で、私の処遇はどうなるのでしょうか?」
「バチカルに着けば降ろしますよ」
「いいんですか?」
「そうしなければ協力しない、とルークに脅されましてね。全く、可愛いげのない子です」
「……彼は、何者なんですか?」
「本人に聞いたほうが早いと思いますよ」

・INタルタロス↑のちょっと前
「……それはちょっと頼み方がおかしいんじゃねぇの? お前らは俺に協力を要請することしかできない。俺を無事に送り届けないと、和平なんて言ってらんねぇだろ?」
「おや。どうやらただのお馬鹿貴族ではないようですね」
「うるせっ。で、まぁそれはそれとして。俺はお前らへの協力、っつてもまぁ俺の話が何処まで叔父上に通じるのかは甚だ疑問だが、そいつを約束しよう。バチカルに無事、着いたら叔父上に和平締結を進言してみる」
「おや、まだ私は何も言っておりませんが」
「形式だけの言葉なんて時間の無駄だろ、内容は一緒なんだから。で、俺がお前の話を聞くならお前が俺の話を聞くのも道理だよなぁ?」
「そうですね。あなたの要求は?」
「ティアとハイトの拘束の解除。要するに、あいつらの国境侵犯を無かったことにして、俺と一緒にバチカルで降ろせってこと」
「わかりました。まぁ、初めからそのつもりでしたけどね」


・INバチカル一度目の帰還
「ルーク様。この度は無事の御帰還、おめでとうございます」
「あんたは……」
「ラディウス様。お迎えありがとうございます。ほらルーク、覚えてないか? まだ言葉も怪しかった頃に一度お出でになったことがあるだろう?」
「悪ぃ、覚えてないや。でも名前には聞き覚えがあるな。俺が記憶喪失になる前はよく遊んでいたと聞いている。一方的に忘れてしまってすまない」
「そんなことおっしゃらないで下さい。少し寂しいのは本当ですが、それはルーク様の責任ではありません」
「で、そこまで遜られる必要もねぇと思うんだが」
「その通りですね。それで本題なんだけど、ルーク。僕が用があるのは君がマルクトから連れて帰って来たという人のことなんだ」
「あぁ、お前は学問所の譜業科にいたらしいな。記憶喪失みてーなんだが、どうやらキムラスカの研究者だったっぽい。お前なら顔知ってるかもしれねーな。……おいハイト、いい加減降りろ!」
「……ハイト?」
「今譜石の解析をしてるんだって! もうちょっと待ってよ!」
「んなもん降りてからでもできるだろ!」
「それができないんだよ、ルーク。解析はかなり集中しないといけないから。君は和平の親書を陛下に届けるんだろう? 彼のところには僕が行くから、君は君の成すべきことをすればいい」
「わかった。……ジェイド」
「ハイトの身柄はここで解放ですね。そういう約束でしたから」
「つーわけで頼んだ。よくわかんなかったら俺の屋敷に送ってやってくれ」
「その必要はないと思うけどね。和平、上手く掛け合ってみてね」
「お前は戦争は嫌か?」
「僕みたいな中途半端な立場になると、政略結婚でマルクトへの人質……なんてことになりかねないからね。必要なら甘んじて受け入れるけれど、できることなら国の道具にはなりたくはないよ。それじゃ、ルーク」


・一日は45の鐘


・一周目ルークが死んだことによる傷が癒えていなくて、二周目ルークに一周目ルークを重ねてしまうジェイド

この赤目の軍人は、ルークとの約束を殊の外嬉しく思っているようにルークには感じられた。誰に言ったところで共感してはもらえなかったけれど。

彼が時折目を細めて本当に嬉しそうに、しかしながら痛みを堪えるように笑うことをルークは知っていた。そしてそうやって笑うときは、彼がルークを見てルークを見ていないことにも、ルークは気づいていた。
ーーなぁ、お前は誰を見てるんだ?
彼が自分を見てくれているのに満たされない。いらいらする。でも何よりもルークを苛立たせるのは、彼が全くの無意識でそれを行っているということだった。


・ラディとレック
「こんにちは」
「こんにちは……?」
「君にとっては初めまして、になるのかな。本当はそうではないのだけれど」
「……記憶を失う前の俺を、知っているんですか?」
「あぁ。知っているよ。君の名前はレック。君が今名乗っているハイトという名前は、君の双子の兄のものだ」
「双子の、兄……。彼は、今どこに?」
「わからないんだ。君を探すと言って、一人で出ていってしまったから。そう言うということは、君もハイトには会っていないんだね」
「そう、です」
「そうか。心配だな……。とりあえず、今日のところは君の家に案内しよう。家に帰ったら何か思い出すかもしれないしね。ああそうだ、僕はラディウスという。君とは同僚……というか、友人だね」
「友達の……ラディウスさん」
「ラディでいいよ。君にはそう呼んでほしい」


ラディウスがリチャードにしかならない件について。やっぱり無意識のうちに似てしまう……! というか物腰のイメージはリチャードだから仕方がないんだけどでもなんか違うっ!
記憶喪失レックの口調も悩む。とりあえず自分より身分が上っぽい人には敬語が主体。ルークは友達だから砕け気味。でも本来の口調とはまた違う。というのを目指したいんだが……。
設定はいっぱい練ってるんだけど、人間としてはあまり考えていないのがもろばれなんだよなぁ。


・ルークとレック
「記憶は戻ってねぇみたいだが、お前のことを知ってる奴らには会えたんだろ? よかったじゃねーか」
「うん……皆よくしてくれるし、俺の中途半端な記憶喪失だと仕事には影響が出ないもんだから前みたいにやらせてもらってるみたいなんだけどさ……」
「んだよ、はっきりしろよ」
「ルーク。お前は記憶を取り戻したいって思うか?」
「そりゃあ、な。お前だってそうだろ?」
「まぁ、な……でも時々、不安になる。俺が記憶を取り戻したとして、そしたら今の俺はどうなるんだ?」
「記憶があろうがなかろうが、俺は俺。お前はお前。別にどうにもなんねーよ」
「強いな、ルークは」
「怖がったところで何にもならねーんだよ、そういうことは。大体、記憶を取り戻したら今のお前が消えてしまうとして、じゃあお前はどうするんだよ? 記憶を取り戻さないように努力するのか? それとも周りの奴らに今の自分を忘れないでって懇願するのか? 全部無駄だ、そんなこと。周りの奴らは記憶があるお前も無いお前も区別しねーよ。どっちもお前なんだから。……だから、辛いって思うときもあるんだけどな」
「そう、だな」
「誰が悪いってわけじゃあねーんだ。周りの奴らも、記憶を無くした俺達も、誰も悪くはねーんだ。だから疲れたら、今のお前しか知らない奴のところに行けばいいし、そういう知り合いを増やせばいい。俺でも、話し相手ぐらいにはなれる」
「……ありがとう、ルーク」

二週目ルークは江戸っ子。

・ハイトサイド
「へぇ、アクゼリュスで障気の大量発生ですか……」
「おいおい、お前の目的は弟を探すことだろう?」
「その通りではありますが、もうひとつの目的としてはレックに、自分を探し回っている自分と外見がそっくりな人間がいることを知らせることです。マルクトの主要な都市はこれで全て回ったので、最後にアクゼリュスに行って障気の採取くらいはしたいですね」
「……シルバーナ大陸はいいのか?」
「あそこに永遠に閉じこもっている事はないと思うので、構いません」
「マルクト国内からは入れないんだろ?」
「救援部隊を送り込むのが不可能なだけですよ。ディックさんは障気障害の患者さんを見たことがありますか? 重症になると立つこともままならなくなるんです。そんな患者さん連れて行ける道ではないんでしょうね」
「本当に行く気か?」
「ええ。僕の現在の専門は障気なのですが、肝心の障気はいつどこで発生するのかわからないんでなかなか研究が進まないんですよ。障気を持ち帰ることができれば研究も捗ります」
「……死なないだろうな?」
「多分、大丈夫だと思います……多分」
「くそっ、ラディウスの奴とんでもない仕事を回しやがったな……」

アクゼリュス崩落前に双子が合流するならこのルート。ディックはラディの差し金です。ちょこちょこラディに雇われていたらいい。そしてそろそろラディの苗字を用意しないといけないんだよなぁ。

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