小説置き場。
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大体炎の108星ネタとアビスオリキャラのハイトとレックがメイン。
※炎の108星→炎の英雄が天魁星な感じで108星。言ってみればオリジナル幻想水滸伝。誰かかっこいいダジャレ思いつきませんか。外伝とか異伝とかそーいう系で語尾に伝がついてかつ炎っぽいの。幻想炎滸伝?
※ハイト・レック→アビスにおけるPTインするオリキャラ。ハイトのレプリカがレック。キムラスカの王立アカデミー?(ナタリアが卒業してるとこ)所属の研究員で、瘴気の研究のためにアクゼリュスへの同行を申し込む。預言嫌いかどうかは検討中。ちなみに私の設定ではレプリカからは預言を詠めません。対外的には双子ということで通してるのでコンビ時はそれで表記しますね。
※シアン→4主 ヒエン→炎の英雄 ルイン→真風の先代の所有者 ネーミングセンスのなさをどうにかしてくれorz
・108星設定付キャラを羅列
・108星名前メモ
・ルインとシアン
・儀式の地でルイン参戦。黒尽くめ=ゲド
・4軸中の4主とグレン。ここら辺の話は後日まとめて数個あげるつもりです。
・腕のあとのシアンとスノウ
・ルインからルックへ。私の中でのルックは漫画版仕様
・双子とジェイド×2 現在の設定とは乖離してますが。イメージを。
・双子とルーク×2 双子はバチカルの孤児院の世話になっていた設定にするつもりでした。今はしらん。ちびっ子共と何のためらいもなく同じ精神年齢で遊びに混じれるレックと複雑な心境のルーク
カインとアベル
地奇地猛はこの二人でいくことにします。有名な聖書の中の登場人物ですね。まぁ、兄弟でもなければ殺し合うこともありませんが。カインが地奇星で、アベルが地猛星。
ラリルレロックス
ゼクセン系の五つ子。親は名前をつける気がなかったものと思われる。まず誰か一人がシナリオで登場して、それからもう一人くらい登場して、残りはサブイベントで、なイメージ。
もしくは音楽隊。
ヴァーレンハイト・ウィラート・シャルジュアーク・アシュアランス
セフィクラン出身ということにします。アークだけ女の子で後は男の子。仲良し四人組だけど、アークを巡って三人が牽制しあってる雰囲気もする。そうかと思えばホモ臭い。そんな感じの四人。
セフィの民自体が争いを好まないので、セフィクラン出身者はこの四人だけ。
リン・コー
英国のアシュレイが元ネタ。錬金術師の異名を持つ魔法使い。性格は最悪(だってアシュレイだし)、頭は素晴らしくよく、ハルモニアに留学経験もありそう。とある国の商家の息子とか? 例によってシンダル研究でグラスランドを訪れ、真の紋章に興味を持って仲間になる。108星的には大魔法使いの星。
ケイ・コー
リン・コーの実の兄(英国ではアシュレイはコウが名前でリンが名字だけど細かいことは気にしない)。弟とは対象的に穏やかな性格。だが弟にも穏やかなのはやめてほしいとの声が多数。基本的に弟に関しては放任主義。弟の旅に着いてくる。商家の息子なのに本職は設計士。本拠地の修繕とかを担当。
*****
炎の108星名前メモ
いかにして今までのキャラと被らせないかがポイントですよね!
FEとかからネタを頂こうかな……
・フランシスカ
・ローランド
・シュリー
・ヴァーレンハイト(ハイト)
・レイナ
・ミカゲ
・スダマ
・リク
・イル
・ヤヨイ
・アザルト
・ウィラート(ウィル)
・エナ
・オルガ
・カルガリー
・ガデナ
・キャメロン
・ギャレル
・クザン
・グロウ
・ケイ・コー
・リン・コー
・コッセ
・ゴコール
・サルトル
・ジダン
・セユロ
・ゼット
・タロー
・ソルム
・チャン
・ツックル
・テリー
・ディー
・トモカ
・ドルモイ
・ナイル
・ニール
・ネリー
・ノントル
・ハノン
・バダック
・パルスコ
・ヒサメ
・ロカルノ
・ピノ
・アイ
・ジェイ
・アール
・ラックス
・リックス
・ルックス
・レックス
・ロックス
・ユニ
・ヨヨイ
・ワイール
・バルサミコ
・オレイン
・フマル
・フタル
・リヨン
・クルル
・シャルジュアーク(アーク)
・リントン
・アシュアランス(アラン)
・リック
・リュウレン
・アベル
・カイン
・ノベルナ
・ポピィ
・ダンテ
・ワセルナ
・ハラルド
*****
「ルイン……お前、死んだはずじゃあ……」
「私も、あれで死ぬのだとばかり思っていたのだがな。どうやらお前の仮説は正しいらしいぞ、シアン」
「真の紋章の継承者は、紋章を継承した時点で人では、なくなる……?」
「そうでなければ私のこの外見の理由がつくまい。だが、人でなくなるということが具体的にどういうことなのかはよくわからん」
「少なくとも不老、か……。他には?」
「正直に言うと、昔よりも調子がいいぐらいではあるんだが……それは私が昔はあれを押さえるのに必死だったからなんだろうな。多分、昔と同じだ」
「能力が劣化することもなく、か……」
*****
「この私が、目の前で真なる風が砕かれるのを見逃すはずがないだろう?」
「私はルイン。詳しいことは……そこの黒ずくめかシアンにでも聞いてくれ」
「かつての炎の運び手の一員で……真なる風の先代の継承者だ。ルイン、何をしにきたんだ」
「止めにきたに決まってるだろう。いらないのならば私が貰う。私が命懸けで手放した紋章をそう易々と砕かれてたまるものか」
「それはルックの目的を阻止するつもりだと解釈していいのか」
「概ねお前達と目的はかわらん」
「紋章に拒まれた器は紋章を求め、紋章に求められた器は紋章を拒む。随分と皮肉なことだ」
「調子はどうなんだ」
「好調だよ。五属性の気がバランスよく満ちているな。お前こそ紋章を奪われていたようだが大丈夫なのか?」
「ジーンのおかげでな」
「……またいるのか。彼女は一体何歳なんだ?」
「今までも、これからもそれは永久に謎のままだろうな」
「だな」
「ところで、真なる土の気配を感じるんだが、あれの所有者はハルモニアの神官将ではなかったか?」
「ああ。彼は個人的に参戦しているな。ルックと因縁があるらしい」
「因縁……? ああ、彼も器なのか」
「器?」
「ハルモニアが安全に真の紋章を保管するために生み出した方法さ。真の紋章は人に宿した方が安定するからな」
「では、お前も……?」
「……まぁ、そう考えても間違いではないが……」
*****
「お言葉ですが、グレン団長」
「なんだ、シアン。言ってみろ」
「この度の件で多数の死者がでたことにつきましては、艦長の指示を無視し、独断で指示を与えた副艦長である私が責任を負うべきだと考えます。また、例外的に生き残った私を除外しては全員が死亡したことも考え合わせますと、少しでも正確な情報を伝えるという点でも、艦長の指示は結果的には正しかったのではないかと」
「ではスノウを罰するべきではないと?」
「いえ。艦長とは船員全ての命を預かる者。それが船員を置いて真っ先に脱出というのは問題があるものと考えます。私が申し上げたいことは、そのことと死者が出たことに対する責任は別にあるということです」
「わかった。処罰については追って連絡する。それまでは自室で謹慎だ」
「わかりました」
*****
「一体何のつもりだい」
「別に。思ったことを言ったまでだ」
「……仕方がなかったんだ」
「まあな。お前、腕の関節が外れるなんて初めてだったもんな。どういう受け身の取り方をしたんだ?」
「受け身なんて、取る余裕はなかった」
「その割りには大した怪我がなくて安心したよ。もしも、あのまま船に乗っていたらと考えると……」
「死んで、いたのだろうか。僕は」
「多分な。そしてそれを俺は見ていることしかできないんだろう。
目の前で先輩が死んだよ。何にも残さないで灰になってしまった。あの中にお前が混じっていたのかもしれないと考えると……ぞっとするな」
*****
「お前は紋章としてではなく、人間として生きたいのだろう? だから人間の為の行動をして、自分が人間であることを証明しようとした。でも証明したら人間として生きることは不可能だ。死ぬに決まってるからな。だからどうしようもない。……はずなんだが、初めの生きたいという願望を無理矢理無視してお前は自分の理屈を完成させようとした。だから、歪むんだ。望みじゃないことを強く望むからお前はつらい。しんどい。苦しい。その苦しみからお前を救ってやれないかと私は考えているのだよ」
*****
「ってことはあなたはバルフォア博士ですか!? 感激です! 僕、博士の論文にはなんどもお世話になったんですよ」
「……誰?」
「知らなかったっけ? マルクトのすっごい博士だよ。フォミクリー技術の生みの親」
「思い出したッ! 俺の父親だな?」
「えぇーっ!? 大佐、子供いたんですかぁ?」
「そんな覚えはありませんがねぇ。何かの間違いではないですか?」
「でも、バルフォア博士なんですよね?」
「レックは僕のレプリカなんです。だから親はいないんですけど、敢えて言うのならフォミクリー理論の生みの親であるバルフォア博士が本当のお父さんにあたるのかな、って話になって……あれ、皆さん顔色が変わってますけどどうかしましたか?」
*****
「ああ、すみません物知らずで」
「失礼な。こんなに常識を弁えた8歳児なんて他にはいないだろ」
「僕としては常識を弁えた8歳児などいないというのが常識だと思うけど」
「そうなのか?」
「うん。でもレックは色んなところが常識外だから例外ね」
「……仲がおよろしいですねぇ」
「そうですか?」
「俺はハイト大好きだぞ!」
「うん、僕もレック大好き」
「それで、何のお話ですか?」
*****
「あー、ハイト兄ちゃんにレックだ」
「ハイトお土産は?」
「シュークリーム!」
「ケーキ!」
「まんじゅう!」
「ドーナッツ!」
「プリン!」
「……ハイトが食べ物持ってこいって言ったの、もしかしてこれ?」
「うん。
みんな! あいさつ出来ない子にお土産はないよ!」
「おかえりー」
「そのお兄ちゃん誰?」
「ハイト兄ちゃんおかえりなさいっ!」
「俺は!?」
「レックもおかえりー」
「ただいま、みんな。
このお兄ちゃんはレックの友達のルークだよ。喧嘩したらだめだからね」
*****
「アビスマンごっこしよーぜー! おれレッド!」
「やる! 私ピンク!」
「俺ぶ「おれがブルーな!」
「レックはずーたいがでかいからイビルマン!」
「何で! 俺だってブルーがいい!」
「もう決まったもんねー。くらえ、ブルーアタック!」
「うわっ!? いたっ!」
「もー、イビルマン弱すぎだよー」
「すね蹴るなぁぁぁ!」
「僕とのお茶は退屈?」
「え、あ、いやっ、そんなことないけど」
「あはは。そんなにうろたえることもないのに。混ざってきたら?」
「……いいよ」
「ごめん。僕が考え無しだった」
「俺の、せいだから。ハイトは悪くないよ」
「ルーク。ルークはルークで、レックはレックなんだよ。ルークは外見相当の扱いを今まで受けてきてて、レックは実際の年齢の扱いをされてきた、それだけの違いなんだ。ルークがレックと違うのは当然の事で、全然悪い事じゃあないんだよ」
「うん……ありがとう、ハイト」
*****
地奇地猛はこの二人でいくことにします。有名な聖書の中の登場人物ですね。まぁ、兄弟でもなければ殺し合うこともありませんが。カインが地奇星で、アベルが地猛星。
ラリルレロックス
ゼクセン系の五つ子。親は名前をつける気がなかったものと思われる。まず誰か一人がシナリオで登場して、それからもう一人くらい登場して、残りはサブイベントで、なイメージ。
もしくは音楽隊。
ヴァーレンハイト・ウィラート・シャルジュアーク・アシュアランス
セフィクラン出身ということにします。アークだけ女の子で後は男の子。仲良し四人組だけど、アークを巡って三人が牽制しあってる雰囲気もする。そうかと思えばホモ臭い。そんな感じの四人。
セフィの民自体が争いを好まないので、セフィクラン出身者はこの四人だけ。
リン・コー
英国のアシュレイが元ネタ。錬金術師の異名を持つ魔法使い。性格は最悪(だってアシュレイだし)、頭は素晴らしくよく、ハルモニアに留学経験もありそう。とある国の商家の息子とか? 例によってシンダル研究でグラスランドを訪れ、真の紋章に興味を持って仲間になる。108星的には大魔法使いの星。
ケイ・コー
リン・コーの実の兄(英国ではアシュレイはコウが名前でリンが名字だけど細かいことは気にしない)。弟とは対象的に穏やかな性格。だが弟にも穏やかなのはやめてほしいとの声が多数。基本的に弟に関しては放任主義。弟の旅に着いてくる。商家の息子なのに本職は設計士。本拠地の修繕とかを担当。
*****
炎の108星名前メモ
いかにして今までのキャラと被らせないかがポイントですよね!
FEとかからネタを頂こうかな……
・フランシスカ
・ローランド
・シュリー
・ヴァーレンハイト(ハイト)
・レイナ
・ミカゲ
・スダマ
・リク
・イル
・ヤヨイ
・アザルト
・ウィラート(ウィル)
・エナ
・オルガ
・カルガリー
・ガデナ
・キャメロン
・ギャレル
・クザン
・グロウ
・ケイ・コー
・リン・コー
・コッセ
・ゴコール
・サルトル
・ジダン
・セユロ
・ゼット
・タロー
・ソルム
・チャン
・ツックル
・テリー
・ディー
・トモカ
・ドルモイ
・ナイル
・ニール
・ネリー
・ノントル
・ハノン
・バダック
・パルスコ
・ヒサメ
・ロカルノ
・ピノ
・アイ
・ジェイ
・アール
・ラックス
・リックス
・ルックス
・レックス
・ロックス
・ユニ
・ヨヨイ
・ワイール
・バルサミコ
・オレイン
・フマル
・フタル
・リヨン
・クルル
・シャルジュアーク(アーク)
・リントン
・アシュアランス(アラン)
・リック
・リュウレン
・アベル
・カイン
・ノベルナ
・ポピィ
・ダンテ
・ワセルナ
・ハラルド
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「ルイン……お前、死んだはずじゃあ……」
「私も、あれで死ぬのだとばかり思っていたのだがな。どうやらお前の仮説は正しいらしいぞ、シアン」
「真の紋章の継承者は、紋章を継承した時点で人では、なくなる……?」
「そうでなければ私のこの外見の理由がつくまい。だが、人でなくなるということが具体的にどういうことなのかはよくわからん」
「少なくとも不老、か……。他には?」
「正直に言うと、昔よりも調子がいいぐらいではあるんだが……それは私が昔はあれを押さえるのに必死だったからなんだろうな。多分、昔と同じだ」
「能力が劣化することもなく、か……」
*****
「この私が、目の前で真なる風が砕かれるのを見逃すはずがないだろう?」
「私はルイン。詳しいことは……そこの黒ずくめかシアンにでも聞いてくれ」
「かつての炎の運び手の一員で……真なる風の先代の継承者だ。ルイン、何をしにきたんだ」
「止めにきたに決まってるだろう。いらないのならば私が貰う。私が命懸けで手放した紋章をそう易々と砕かれてたまるものか」
「それはルックの目的を阻止するつもりだと解釈していいのか」
「概ねお前達と目的はかわらん」
「紋章に拒まれた器は紋章を求め、紋章に求められた器は紋章を拒む。随分と皮肉なことだ」
「調子はどうなんだ」
「好調だよ。五属性の気がバランスよく満ちているな。お前こそ紋章を奪われていたようだが大丈夫なのか?」
「ジーンのおかげでな」
「……またいるのか。彼女は一体何歳なんだ?」
「今までも、これからもそれは永久に謎のままだろうな」
「だな」
「ところで、真なる土の気配を感じるんだが、あれの所有者はハルモニアの神官将ではなかったか?」
「ああ。彼は個人的に参戦しているな。ルックと因縁があるらしい」
「因縁……? ああ、彼も器なのか」
「器?」
「ハルモニアが安全に真の紋章を保管するために生み出した方法さ。真の紋章は人に宿した方が安定するからな」
「では、お前も……?」
「……まぁ、そう考えても間違いではないが……」
*****
「お言葉ですが、グレン団長」
「なんだ、シアン。言ってみろ」
「この度の件で多数の死者がでたことにつきましては、艦長の指示を無視し、独断で指示を与えた副艦長である私が責任を負うべきだと考えます。また、例外的に生き残った私を除外しては全員が死亡したことも考え合わせますと、少しでも正確な情報を伝えるという点でも、艦長の指示は結果的には正しかったのではないかと」
「ではスノウを罰するべきではないと?」
「いえ。艦長とは船員全ての命を預かる者。それが船員を置いて真っ先に脱出というのは問題があるものと考えます。私が申し上げたいことは、そのことと死者が出たことに対する責任は別にあるということです」
「わかった。処罰については追って連絡する。それまでは自室で謹慎だ」
「わかりました」
*****
「一体何のつもりだい」
「別に。思ったことを言ったまでだ」
「……仕方がなかったんだ」
「まあな。お前、腕の関節が外れるなんて初めてだったもんな。どういう受け身の取り方をしたんだ?」
「受け身なんて、取る余裕はなかった」
「その割りには大した怪我がなくて安心したよ。もしも、あのまま船に乗っていたらと考えると……」
「死んで、いたのだろうか。僕は」
「多分な。そしてそれを俺は見ていることしかできないんだろう。
目の前で先輩が死んだよ。何にも残さないで灰になってしまった。あの中にお前が混じっていたのかもしれないと考えると……ぞっとするな」
*****
「お前は紋章としてではなく、人間として生きたいのだろう? だから人間の為の行動をして、自分が人間であることを証明しようとした。でも証明したら人間として生きることは不可能だ。死ぬに決まってるからな。だからどうしようもない。……はずなんだが、初めの生きたいという願望を無理矢理無視してお前は自分の理屈を完成させようとした。だから、歪むんだ。望みじゃないことを強く望むからお前はつらい。しんどい。苦しい。その苦しみからお前を救ってやれないかと私は考えているのだよ」
*****
「ってことはあなたはバルフォア博士ですか!? 感激です! 僕、博士の論文にはなんどもお世話になったんですよ」
「……誰?」
「知らなかったっけ? マルクトのすっごい博士だよ。フォミクリー技術の生みの親」
「思い出したッ! 俺の父親だな?」
「えぇーっ!? 大佐、子供いたんですかぁ?」
「そんな覚えはありませんがねぇ。何かの間違いではないですか?」
「でも、バルフォア博士なんですよね?」
「レックは僕のレプリカなんです。だから親はいないんですけど、敢えて言うのならフォミクリー理論の生みの親であるバルフォア博士が本当のお父さんにあたるのかな、って話になって……あれ、皆さん顔色が変わってますけどどうかしましたか?」
*****
「ああ、すみません物知らずで」
「失礼な。こんなに常識を弁えた8歳児なんて他にはいないだろ」
「僕としては常識を弁えた8歳児などいないというのが常識だと思うけど」
「そうなのか?」
「うん。でもレックは色んなところが常識外だから例外ね」
「……仲がおよろしいですねぇ」
「そうですか?」
「俺はハイト大好きだぞ!」
「うん、僕もレック大好き」
「それで、何のお話ですか?」
*****
「あー、ハイト兄ちゃんにレックだ」
「ハイトお土産は?」
「シュークリーム!」
「ケーキ!」
「まんじゅう!」
「ドーナッツ!」
「プリン!」
「……ハイトが食べ物持ってこいって言ったの、もしかしてこれ?」
「うん。
みんな! あいさつ出来ない子にお土産はないよ!」
「おかえりー」
「そのお兄ちゃん誰?」
「ハイト兄ちゃんおかえりなさいっ!」
「俺は!?」
「レックもおかえりー」
「ただいま、みんな。
このお兄ちゃんはレックの友達のルークだよ。喧嘩したらだめだからね」
*****
「アビスマンごっこしよーぜー! おれレッド!」
「やる! 私ピンク!」
「俺ぶ「おれがブルーな!」
「レックはずーたいがでかいからイビルマン!」
「何で! 俺だってブルーがいい!」
「もう決まったもんねー。くらえ、ブルーアタック!」
「うわっ!? いたっ!」
「もー、イビルマン弱すぎだよー」
「すね蹴るなぁぁぁ!」
「僕とのお茶は退屈?」
「え、あ、いやっ、そんなことないけど」
「あはは。そんなにうろたえることもないのに。混ざってきたら?」
「……いいよ」
「ごめん。僕が考え無しだった」
「俺の、せいだから。ハイトは悪くないよ」
「ルーク。ルークはルークで、レックはレックなんだよ。ルークは外見相当の扱いを今まで受けてきてて、レックは実際の年齢の扱いをされてきた、それだけの違いなんだ。ルークがレックと違うのは当然の事で、全然悪い事じゃあないんだよ」
「うん……ありがとう、ハイト」
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