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小説置き場。
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オリキャラ
・フェイ(飛)→ごまのほうでお馴染み?の英国アシュレイの使用人夢主
・ロル→フェイのルームメイトの聾唖者

・英国
・VSにトリップしてしまったアレリオ(+リヴィとシャル)
・ハーツでのアレク
・アビス双子
・ハイトとジェイド。話している内容はすべて捏造です。設定のための会話
・オリジ? 何か。
・レムの塔ジェイドと双子。ハイトがブチ切れるのも考えてる。
・足掻くジェイドとハイト
・まさかのED後ハイト+ジェイド×2。ハイトの苗字すら適当に決めました。雰囲気をお楽しみください。
・レックとルーク×2。こいつらは同じレプリカ同士ひどく観念的な話をします。私のなかのレプリカってそんなイメージ。哲学的。
・オラクル階級整理。又の名をリオンの階級への伏線ともいう。


「アシュレイ、なに人の友達をたぶらかしてんだ」
「お前だと遊びがいがないんでね」
「誰のせいだ誰の。この色魔が。いい加減にロルを放せ。
 ……大丈夫? ロル
 それで、用はあるの?」
「ないな」
「だと思った。あー、ロルごめん」
『紅茶とミネラルウォーターと三ッ矢サイダー、どれがいいですか?』
「……なんでそんなもんあるんだ」『紅茶で』
『俺はいらない』「ユウリからのおすそ分け。1.5Lを段ボール単位で送ってきたんだって」
『アシュレイも貰ったらどうですか?』
『いらないね』

 *

「飛」
「アシュレイ、何」
「仕事だ。これの資料を集めてこい」
「……いつまでに?」
「明後日だ。ほら」
「土日でもないのにロンドンまで行けと」
「文句があるのか?」
「いいえございませんよ……」

 *

「お前なー。俺なんか誘惑して楽しい?」
「別に」

 *

「だって酷いと思わない? あいつにとっての一番はユウリで俺のことなんか全然気にも止めないのに、俺の一番があいつじゃないと怒るんだよ? 理不尽だ。理不尽すぎる」

*****

「なんか見たことある人ばっかりだねー」
「頭痛がしてきた……。どういうことだ?」
『まぁ、こういう異世界もあっていいじゃないですか』
「シャル。僕がいるということはお前がいてもおかしくないんだぞ?」
『え゛』
『俺達はどうなるんだろうな?』
「今のところ見かけてないけど……用心に越したことはないか。偽名でいこう」
「僕がリオ、お前がアレン、シャルとリヴィエールは喋らない、だな」

『うぅ……坊ちゃん酷いですよ……』
「シャル?」
『……』

*****

「……なんで? 俺ソーマなんて持ってないのになんでスピルメイズにいるわけ?」
『直前に皆と手を繋いでたのが原因じゃないか? イネスの服のようなもんだろ』
「その例えやめて」

『とりあえず晶力を使うのはやめた方がいいだろうな』
「なんで?」
『外ならともかく、ここは心の中なんだろう? 晶力はあまりにも異物すぎる』
「それもそうか」

*****

「ハーイートー」
「どうしたの、レック。怖い夢でも見た?」
「うん……」
「そっか」
「……」
「……」
「……一緒に、寝ていい?」
「いいよ、おいで。枕は持って来た?」

*****

「驚きました。これがレプリカですか?」
「父は生体への応用に当たって改良を加えましたからね。体の構成音素を第七音素のみから全音素に変えたのが大きな変更点です。僕のデータと見比べて貰えますか?」
「これは……! あなたの構成音素比率と同じ比率ですか」
「そうです。だからレックはかなり安定してるんです」
「レックを作った時の正確な資料は?」
「僕とレックに関するデータは全て消したらしいです。基礎研究の方は軍に持っていかれました。多分、殆ど放置されてるでしょうね。父が纏めた結論はかなり非生産的でしたから」
「具体的には?」
「まず被験者の構成音素比率を割り出すのが手間です。誤差の生じる幅が狭いですからね。そして何よりその比率に合わせて音素を用意するのが大変なんです。レックの時は各音素を集める譜業と音素の比率を調整する譜業の8つを組み上げてやりました」
「譜業の組み上げまで行ったのですか」
「それよりも楽な方法ってありますか? 後、レプリカ情報を抜くのも面倒なんです。被験者の負担を減らす為に最低でも2週間くらいかけて抜くんです。僕の時は倍の4週間かけました」
「それはそれは……随分と慎重ですね」
「そりゃあ、実の息子を実験台にするんですから父は慎重でしたよ。失敗は許されなかったんです」

*****

 誰かを愛してるということは、
 その人以外を愛していないということと同じだが、
 誰かを憎んでいるということは、
 必ずしもその人以外を憎んでいないということではない。

*****

「レック。貴方は生きなければなりません」
「何で」
「全てのレプリカが消滅するわけではない。貴方は残されたレプリカの為に、最年長の人間の生体レプリカとして、知識を与えられ相応の環境で育ったレプリカは人間と何ら変わりはないのだということを人間に示さねばなりません」
「……っ! ジェイドの馬鹿っ! ルークに死ねと言った口で、俺に生きろっていうのかよ! お前なんて大嫌いだ!」



「生きろと言って罵倒されるとは予想外ですねぇ」
「……ありがとうございます、大佐」
「事実を述べたまでです」
「僕には、レックを死なせずに済む理屈を見つけられなかった」
 ああ、なんと醜いのだろう。ルークの死は受け入れられるのに、レックが死ぬことを考えるだけで体が震える。レックがいなくなったら自分はどうなるのだろうか。気が狂うに違いない。だがルークがいなくなったら、きっと自分は仕方がなかったと自分を慰め、ただ悲しむだけなのだ。そんな確信がハイトにはあった。


「感情を理屈でごまかすのが大人と言うのなら、僕は大人になんかなりたくない……」

*****

「普通、ああいうことは事前に関係者に話を通しておくものだと思いますが?」
「すみません。でも大佐ならきっと手伝って下さると思いました」
「まぁいいでしょう。それで、どうするつもりですか? 一から理論を構築しても一月で間に合うとは思えませんが」
「はい、分かってます。だから範囲を絞って、フォミクリーの原理を調べたいと思うんです」
「成程。それで私ですか」
「フォミクリーは理論ははっきりしているのに原理には未だに謎が多い。だからその原理を一般化し、障気消滅に応用できないかを探るつもりです」
「ふむ。サフィールは?」
「博士の譜陣は癖が強くて一般化し辛いんですよ。だからコツを教えてもらおうと思って」

*****

 船から降りてきたジェイドにハイトは駆け寄った。
「バルフォア博士!」
「お久しぶりですねえ、フローレンス博士」
 和平が成立してから、一般市民単位での交流はますます盛んになり、特に互いに悪感情を持つことも無くなりつつある。だが国となるとキムラスカ・マルクト両国にはまだ若干の蟠りがあった。その中で久しぶりに持ち上がったのが大規模な共同研究だ。プラネットストーム停止の影響で総量の減った大気中の音素の総量を増加させようというもので、キムラスカ王立研究所、グランコクマ国立研究所が提携することになっている。前者の所長がハイト・フローレンス、後者の所長がジェイド・カーティスで、勿論両者とも国内最高峰の技術者達が集う研究所だ。
「そう博士に呼ばれるとなんだかくすぐったいですね。ハイトで構いませんよ?」
「キムラスカの若き天才科学者様をそう簡単に呼び捨てにはできません」
「博士が言っても嫌味にしか聞こえませんよ。僕のやった事は博士のしたことをなぞっただけなんですから」
 そう言うと、それは楽しそうにジェイドは笑った。
 ――そう、国同士はまだぎこちなくとも、研究所長同士は十分親しかったのだ。
「それでは博士、これからよろしくお願いします」
「こちらこそ。キムラスカの技術をしっかりと盗ませてもらいますよ」
「盗まなくてもそっちにはネイス博士がいらっしゃるじゃないですか」
「あの馬鹿だけでは手が足りないんですよ」

*****

「博士相手だとやりやすいですね。気を利かせてくれたピオニー陛下に感謝しないと」
「まだ慣れませんか」
「レックの使い勝手が良すぎたんですよ。本当に何も言わなくても資料が揃ってたんです」
「レックは今は自治区の方でしたか」
「なんだかんだ言ってレプリカの取り纏め役をやってるんですよ、あのレックが。僕は研究所長なんかやってるし。僕たちがレプリカと被験者だなんて、初めは公表するつもりはなかったのに。人生って何が起きるかわかりませんね」

*****

「レック」
「……ルーク」
「隣、いいか?」
「どーぞ」
「……」
「……」
「……」
「俺、勘違いしてた」
「何を?」
「レプリカは、ちょっと普通とは違う人間なんだと思ってた。レプリカは大きくなれば人間になれると信じてた。俺は人間なんだと思ってた」
「……」
「違ったよ。全然違った。俺はレプリカだ。何十年経ってもレプリカだ。人間にはなれない。レプリカと人間は違う」
「俺達は……人間じゃあ、ない」
「人間である必要なんてなかった。だってレプリカだったんだから」
「……」
「なぁルーク。俺達はレプリカなのに、人間の物差しでレプリカの価値を判断してなかったか」
「……そう、かもな」
「それじゃあ多分駄目だ。人間の物差しでレプリカを測ったら、人間の方がいいに決まってる。そんなのやってらんねーよ。何やったって負けるんだ。俺達は俺達の価値を見つけないと」
「そうだな」
「……そんなこと言って、もう決心してるんだろ?」
「うん」

 *

 レプリカの価値。代替品以外の価値。それはやっぱり、レプリカは被験者とは違うことなのだろう。

*****

「ジェイドはばかだよな」
「そうだな」
「さも『自分が一番悪いんです』みたいな言い方してさ。そんなのに騙されるわけねーじゃねーか」
「ほんとにな」
「そんな言い方する奴を恨めるわけねーじゃん」
「案外、それがジェイドの狙いじゃないか?」
「あ……。前言撤回、ルーク。ジェイドはずるい。ずるすぎる」
「それで周りにそう思わせておいて、本当に自分を責めてるのかもな」
「……わかりにくい奴」
「ジェイドだもんな」
「あーもう! やっぱりジェイドは馬鹿だ! 今決めた! ……って、ジェイドには言うなよ」
「言わないよ。約束する」

*****

☆オラクルの階級整理(推定)
・奏=大
・謡=中
・響=少
・将=将
・士=佐
・手=尉
 で読み替えれば多分大丈夫なはず。となると
モース 大将
ヴァン 中将
シンク 中佐
ラルゴ 中佐
ディスト 少佐
アッシュ 少佐
リグレット 大尉
アリエッタ 少尉
 となりますね。リグレットが非常に気に食わないですが。
 んで教団には大詠師・詠師・律師・唱師という位階分けもされているようで。ややこしいなぁ……。
 教団上層部は大詠師・詠師の計7人を指すようです。
 具体的には誰がいるのかなぁ。モースと、ヴァンと、トリトハイムと、……テオドーロさん? ユリアシティの位置付けがわからん。
 後、位階とオラクルの階級にはあんまり関係がなさそうです。確かティアが律師でアニスが唱師だったと思うのですが(完全にうろ覚え・文献無し)、オラクルの階級はアニスの方が上のはずなんで。まぁ、オラクルは階級の重みが普通の軍隊よりも軽いとは思いますが。いくらなんでも少尉を師団長にはしないよ……(アリエッタのこと)。
 ああ後ジェイドですが、奴の第三師団は連隊並の人数しかいない小数精鋭な部隊なんだと思っておきます。だから大佐で師団長なんだ。もしくはジェイドがどうしても少将が嫌と言うから大佐のまま師団長にしたとか? ここら辺実際の軍隊ではどうなんですかね。TODのソーディアンチームもかなり階級にバラツキがあったと思うんですけど、そういう特別な場合は階級が低くても大抜擢とかされるもんなんでしょうか。てか、そもそもなんで階級と役職が連動してないんでしょうか。命令系統を正確に下まで伝えるためだったら、階級とか正味いらなくないですか? 謎。あれか、役職の中でも微妙な上下をつけるためか?

*****

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