小説置き場。
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ごっちゃな感じ。
・D 天地戦争時代考察(というか設定のなりそこないというか)
・アレリオ×3(D3→D2→D1)
・アレリオinエターニアを考えてた
・古典で萌え
・FE 実はティバーンとネサラorz このときの自分が何を書こうと思っていたのかがわからない。てかこんなに仲良くていいのか?
・FE 誰か。夢主たちじゃあないです。一般人。
・まさかのぬら孫夢……?。人間ですがリクオの家に居候中。
・FEパラレルネタ
やっぱりレンズ採掘権を巡っては戦争が起きてるんじゃないかなぁと思う。
そうするといつ天上都市計画が始まるのかが問題なんだよね。あと研究資金の出所とか。
やっぱり国が出資してると考えるのが妥当だよねぇ。
というか彗星衝突後に経済が成り立っていたのかも疑問。あと彗星がどこに落ちたのかも考えておかないとねぇ。
やっぱり直撃を受けたところは国が消滅だよね。どこらへんから衝突後も無事だったのか、も考えねば。
後はどうやって生活していたのか、か。基本は太陽光発電で、地熱もところによりあり、と。まあ、これは生活の基盤となるエネルギーが電気であると仮定した場合だけど。
あと粉塵がどれくらいで落ち着くか。
……よくよく考えたらD2の天地戦争時代は曇ってるくらいで十分明るかったような。
数年で落ち着くならわざわざ天上都市作らなくてもよくないか? 何故天上都市を作ったのか、をしっかり考えないと。というかその理由が足りない。
何故地上ではなくて天上に住もうと思ったのか。
①地上の住環境が極めて悪くなった。
要するに氷河期が訪れたって感じ。
②何らかの理由で地上に住めなくなった
うーん原発がやられて放射能汚染とか? 後はどうだろ。もとから地上は大気汚染が酷くて人間の住める環境じゃなかった。これだったらすでに対応策が出てるから天上都市につながらないな。
まぁ、二つを足した感じにするか。当初は天上都市群だけにするつもりで、都市とその周りの農地のみを浮島みたいにする計画だった、と。んで金持ちと研究者が移住して、ミクトランが台頭、と。
そんで地上にも天上側につく人も欲しいよな。
後当時の地形。中央大陸は欲しい。あとカルバレイスも。アクアヴェイルは外殻が地上に降ってきてできたってことにするか。そうすると残りはフィッツガルド。
当時は中央大陸とカルバレイスとフィッツガルドはくっついてて、彗星衝突の影響で分離、外殻が降ってきて間の島を形勢、という感じにするか。
んで被害が酷かったのがセインガルド地方。ほぼ直撃で地上に人は住めなくなる。フィッツガルドは津波のせいで沿岸部は全滅だけど後は生き残った。ファンダリアもそんな感じで、カルバレイスは昔は熱帯雨林が広がる緑豊かな土地だったんだけどダイクロフトの被害にあって禿げちゃった。そこを天上人が廃棄場にしちゃったから土地が汚染されました、と。だからあそこは今も植物が育たない。サバナ気候くらいかな。雨期
と乾期がある。
地上軍の本拠地はファンダリアなんだよね。というか中央大陸だけにするか。んで地上軍の中に派閥ができて天上派ができたとか?
天上側の目的は地上の人々を支配することだから、やっぱり外殻大地を作るのはないかな。作ったら人類滅亡だもんね。支配される人がいなくなる。
てか、ミクトランの動機はなんだ? なんでTODの時は地上を滅ぼそうとしたんだ?
天地戦争を一世代で終わらせるのは無理かなぁ……。選民意識ってそんなに早くは芽生えない?
リヴィの兄のアレクですが、彼は天上都市計画の初期から計画に参加しています。初期というか一番初めのメンバーの一人。だから初期の理念に共感していた訳で、ミクトランの独裁には強い反感を持っています。てか天上は研究者の権力が強いことにしようか。だからあんまり使いたくない、だけど使わないと頭脳が足りないというわけで研究者たちは脅されながら研究してます。
*****
「いい、リオ。生きるんだよ、俺達は。お前は死ぬつもりだったのかもしれないけど、俺はそのつもりはないし、お前を死なせるつもりもない」
「だが、僕は……」
「さっき言ったけど拒否権はないんだからね。お前が死にたいなら話は別だけど、そうでないならお前は俺のために生きなきゃいけない。俺はお前に生きてほしいんだから」
「……随分と強引だな」
聞こえないように呟いた。
「もう、あんな思いはしたくないんだ」
*****
「後悔はしていない。何度生まれ変わったとしても、あの時の僕にはあの死が最善だった。それは断言できる。悲しむやつがいることも、傷付くやつがいることも、あの時には分かったんだ。それでも、僕は満足だった」
「……お前のその傲慢さが、俺は大嫌いだよ」
「だがそうと知っていても、悲しんでくれたのだろう?」
「当たり前でしょ。他にも、俺だけ関わらせようとしなかったその根性とか、気に入らないところは沢山ある。それでもそれを引っくるめてのお前が俺は好きで、だから俺はお前の親友やって相棒やって兄弟やってたんだ。死んだら悲しいに決まってるじゃないか」
******
「リオが……死んだ?」
言われたことが理解できなくてアレクはただスタンの言ったことを反芻した。
「死ん……だ?」
そんな馬鹿なことがあるもんか。なんでそんな性質の悪い冗談を言うんだ、と大まじめに深刻な顔をしている仲間達をアレクは見遣る。
「何馬鹿なことを言ってんだ。リオはどうしたんだ?」
だけれども妙な胸騒ぎがするのも事実で。仲間達が痛ましそうにアレクを見る中、自分だけがぽっかりと浮いているような気分になる。
「お前に渡してくれって」
そう言ってスタンがアレクに手渡したのは、リオンが片時も離さず身につけていたピアスだった。それを見た瞬間、アレクは悟ってしまった。
「リオ……!! なんで、だよ……」
ちょっと一人にさしてくれ、とだけ言ってアレクは部屋に引っ込んだ。ドアを普段通りに閉めて、閉めきった途端に床に座り込む。
固く握りしめた手をほどいて先程受け取ったピアスを眺めた。雫型の、アメジストをあしらったそれはリオンの参内とその歳の誕生日を祝ってアレクが渡したものだ。リオンは喜んだそぶりこそは見せなかったものの、それからは寝るとき以外はずっと身につけてくれていた。それがどんな感謝の言葉よりも嬉しかった。そのピアスが、片方だけ。自分の死を決して受け入れないであろう頑固者に自分は死ぬのだと告げるためのものが片方だけなのは……。
「半分でも、俺の気持ちを連れて逝くつもりだったのかな」
そうだったらいい。それでも、
******
☆例によってエターニアにアレリオがトリップしてみた夢。
設定は
アレク→インフェリア王城の下っ端使用人に紛れ込む→徴兵されてセレスティアに向かう時に合流
リオン→セレスティアを一通り見た後にメルディと一緒にインフェリアへ。あとは本編通り
初めについた世界が違うのでアレクはインフェリア語、リオンはメルニクス語を話す。
BLくさく書いてみた。でも若干リオン→メルディのつもり。
「やっとお前とまともに話せるようになった」
上も下も、前も後も、過去も未来もわからない、ただ自分と相手の存在のみがはっきりとしている空間で、アレクはそっとリオンの頬に手を伸ばした。柔らかい漆黒の髪を掬い上げて慎重に肌に触れると、リオンの紫苑の瞳とかちあう。珍しくリオンの目がふと和らいだ。
「僕らは最後まで辞書と首っ引きだったな」
「ああ」
結局は習得できなかったメルニクス語を思い出してアレクは眉をしかめた。その様子を見てリオンが微笑む。何の問題もなく意思の疎通ができることに感極まって、思わずアレクはリオンを自分の方に引き寄せた。首筋から手をまわして後向きに抱きしめると、やはりリオンは何の抵抗もなくアレクの腕の中に収まった。
「今日はやけに素直だな、お前」
「そういう気分なんだ」
「寂しいのか?」
「少し」
「……これは珍しい。あいつは随分お前に懐いてたもんな」
言いながらリオンの髪を手で梳いてやる。
「それで、俺がその代わりか?」
「今だけ、な」
仕方ないな、とだけ呟いてアレクはリオンの髪を弄り続けた。
*****
古典に
「仕えていた主人と結構親しかったんだけど主人が死んじゃって主人の弟に仕えることになった」
というシチュエーションがあったのですがこれって結構萌えませんか。
というわけで何かでできないかなぁと思っていたのですよ。
兄が死んじゃうというのがネックなんですよね。
兄が死んで弟が生き延びるというパターンが少ないじゃないか。あ、ヘクトルはこれか。後はFF12しか今は浮かばんな……。
ポイントは兄の方に仕えていたというところですよね。兄とは親しかったけど弟の方はあくまでも「主人の弟」という関係でしかなかったってのが萌えるわけだ。
ある意味ではアシュルクも近いかもしんないな。聖魔のエフエイもいいと思うが殺したくないorz
仕えている方の心境はリヒターみたいなもんだと思えば。アステルが死んでエミルがいる、というね。リヒターほどどつぼにはまるようなもんでもないと思うが。
やっぱり一番しっくりくるのはエフエイでエイリークが死んじゃってゼトがエフラム付きになる感じかな。エフラムとゼトは近すぎると思うけど。
*****
どうして一人で勝手に決めて、一人で戦おうとしたんだ?
そんなに俺や、スタンやルーティやフィリアやウッドロウは、皆は信用できなかったのか?
昔は確かにそう思った。何度も記憶の中のお前に聞いてた。だけど今は……そんなことはどうでもいい。お前は確かに死んだ。それがわかっていても……それでも今、お前がここにいることが、泣きたくなるほど嬉しいんだよ、俺は。
*****
「クリミアで内乱らしいな」
「あぁ……完膚なくベグニオンに叩き潰されたデインと違って、あそこは昔のままだからな。保守層の貴族なんかが戦を起こしてもおかしくはない」
「だがクリミアも疲弊しているのは同じだろう?」
「上の連中はそれがわかっていない。んで下は反乱をおこせば現状がよくなると思い込んでる」
「ベオクの制度は複雑だな」
「慣れればそうでもないさ」
*****
「もうアイクの仕事は終わったの。アイクは戦争屋だもの。これからは、私達がやるの。英雄はもういらない」
*****
「妖怪だってこの世界にはいなくちゃいけないのよ。だけどたくさんいすぎてもいけない。そのバランスをとるのが退魔師の仕事なわけ。妖怪ばっかり退治してずるいって思われるかもしれないけど、人間は殆ど抵抗できないんだから。当然よね?」
「妖怪同士の抗争には干渉するつもりはないけど、あなた達が人間を害する妖怪を退治するんだってんなら喜んで手伝うわ」
*****
「僕は……僕は、何者なんですかっ!?」
「お前はお前だろう、セネリオ」
「……貴方がそう言ってくださるから、僕はそれでもいいと思いました。それでも、知っておきたいのです。貴方の知っていることだけでも教えてはくれませんか」
「お前がそこまで言うなら、な……俺も詳しいことは知らん。お前拾ったのは親父で、その親父はもういない」
「はい、アイク」
「状況証拠しかないが、結論から言うと……お前は隣国の王子である可能性が高い」
「そう、ですか……」
「やっぱり、という顔をしているな」
「僕の記憶はラグズ共に軟禁されていたところから始まっていますから。それから外に捨てられるまで、僕はそれを疑問にも思わなかった」
「確かあの頃は内乱が起こっていたな」
「ベオクと通じたラグズの王だなんて、排斥されるに決まっています。あの軟禁は僕を保護するためのものでもあったのでしょう。それが、王が弑されたこともあって僕も殺されそうになった。そこで僕の魔力が暴発、あの国の王都は壊滅状態に陥った」
「その後転移魔法も使ってこの国の中に来た、というのが親父の見解だった」
「無防備にも、当時のこの国には魔導結界がありませんでしたからね」
「ああ。それと……お前が着ていた服。かなりボロボロに擦り切れていたらしいが……禁色の生地に紋章が刻まれていたらしい。親父達はそれを決め手としたようだった。後はお前の話か」
そうするといつ天上都市計画が始まるのかが問題なんだよね。あと研究資金の出所とか。
やっぱり国が出資してると考えるのが妥当だよねぇ。
というか彗星衝突後に経済が成り立っていたのかも疑問。あと彗星がどこに落ちたのかも考えておかないとねぇ。
やっぱり直撃を受けたところは国が消滅だよね。どこらへんから衝突後も無事だったのか、も考えねば。
後はどうやって生活していたのか、か。基本は太陽光発電で、地熱もところによりあり、と。まあ、これは生活の基盤となるエネルギーが電気であると仮定した場合だけど。
あと粉塵がどれくらいで落ち着くか。
……よくよく考えたらD2の天地戦争時代は曇ってるくらいで十分明るかったような。
数年で落ち着くならわざわざ天上都市作らなくてもよくないか? 何故天上都市を作ったのか、をしっかり考えないと。というかその理由が足りない。
何故地上ではなくて天上に住もうと思ったのか。
①地上の住環境が極めて悪くなった。
要するに氷河期が訪れたって感じ。
②何らかの理由で地上に住めなくなった
うーん原発がやられて放射能汚染とか? 後はどうだろ。もとから地上は大気汚染が酷くて人間の住める環境じゃなかった。これだったらすでに対応策が出てるから天上都市につながらないな。
まぁ、二つを足した感じにするか。当初は天上都市群だけにするつもりで、都市とその周りの農地のみを浮島みたいにする計画だった、と。んで金持ちと研究者が移住して、ミクトランが台頭、と。
そんで地上にも天上側につく人も欲しいよな。
後当時の地形。中央大陸は欲しい。あとカルバレイスも。アクアヴェイルは外殻が地上に降ってきてできたってことにするか。そうすると残りはフィッツガルド。
当時は中央大陸とカルバレイスとフィッツガルドはくっついてて、彗星衝突の影響で分離、外殻が降ってきて間の島を形勢、という感じにするか。
んで被害が酷かったのがセインガルド地方。ほぼ直撃で地上に人は住めなくなる。フィッツガルドは津波のせいで沿岸部は全滅だけど後は生き残った。ファンダリアもそんな感じで、カルバレイスは昔は熱帯雨林が広がる緑豊かな土地だったんだけどダイクロフトの被害にあって禿げちゃった。そこを天上人が廃棄場にしちゃったから土地が汚染されました、と。だからあそこは今も植物が育たない。サバナ気候くらいかな。雨期
と乾期がある。
地上軍の本拠地はファンダリアなんだよね。というか中央大陸だけにするか。んで地上軍の中に派閥ができて天上派ができたとか?
天上側の目的は地上の人々を支配することだから、やっぱり外殻大地を作るのはないかな。作ったら人類滅亡だもんね。支配される人がいなくなる。
てか、ミクトランの動機はなんだ? なんでTODの時は地上を滅ぼそうとしたんだ?
天地戦争を一世代で終わらせるのは無理かなぁ……。選民意識ってそんなに早くは芽生えない?
リヴィの兄のアレクですが、彼は天上都市計画の初期から計画に参加しています。初期というか一番初めのメンバーの一人。だから初期の理念に共感していた訳で、ミクトランの独裁には強い反感を持っています。てか天上は研究者の権力が強いことにしようか。だからあんまり使いたくない、だけど使わないと頭脳が足りないというわけで研究者たちは脅されながら研究してます。
*****
「いい、リオ。生きるんだよ、俺達は。お前は死ぬつもりだったのかもしれないけど、俺はそのつもりはないし、お前を死なせるつもりもない」
「だが、僕は……」
「さっき言ったけど拒否権はないんだからね。お前が死にたいなら話は別だけど、そうでないならお前は俺のために生きなきゃいけない。俺はお前に生きてほしいんだから」
「……随分と強引だな」
聞こえないように呟いた。
「もう、あんな思いはしたくないんだ」
*****
「後悔はしていない。何度生まれ変わったとしても、あの時の僕にはあの死が最善だった。それは断言できる。悲しむやつがいることも、傷付くやつがいることも、あの時には分かったんだ。それでも、僕は満足だった」
「……お前のその傲慢さが、俺は大嫌いだよ」
「だがそうと知っていても、悲しんでくれたのだろう?」
「当たり前でしょ。他にも、俺だけ関わらせようとしなかったその根性とか、気に入らないところは沢山ある。それでもそれを引っくるめてのお前が俺は好きで、だから俺はお前の親友やって相棒やって兄弟やってたんだ。死んだら悲しいに決まってるじゃないか」
******
「リオが……死んだ?」
言われたことが理解できなくてアレクはただスタンの言ったことを反芻した。
「死ん……だ?」
そんな馬鹿なことがあるもんか。なんでそんな性質の悪い冗談を言うんだ、と大まじめに深刻な顔をしている仲間達をアレクは見遣る。
「何馬鹿なことを言ってんだ。リオはどうしたんだ?」
だけれども妙な胸騒ぎがするのも事実で。仲間達が痛ましそうにアレクを見る中、自分だけがぽっかりと浮いているような気分になる。
「お前に渡してくれって」
そう言ってスタンがアレクに手渡したのは、リオンが片時も離さず身につけていたピアスだった。それを見た瞬間、アレクは悟ってしまった。
「リオ……!! なんで、だよ……」
ちょっと一人にさしてくれ、とだけ言ってアレクは部屋に引っ込んだ。ドアを普段通りに閉めて、閉めきった途端に床に座り込む。
固く握りしめた手をほどいて先程受け取ったピアスを眺めた。雫型の、アメジストをあしらったそれはリオンの参内とその歳の誕生日を祝ってアレクが渡したものだ。リオンは喜んだそぶりこそは見せなかったものの、それからは寝るとき以外はずっと身につけてくれていた。それがどんな感謝の言葉よりも嬉しかった。そのピアスが、片方だけ。自分の死を決して受け入れないであろう頑固者に自分は死ぬのだと告げるためのものが片方だけなのは……。
「半分でも、俺の気持ちを連れて逝くつもりだったのかな」
そうだったらいい。それでも、
******
☆例によってエターニアにアレリオがトリップしてみた夢。
設定は
アレク→インフェリア王城の下っ端使用人に紛れ込む→徴兵されてセレスティアに向かう時に合流
リオン→セレスティアを一通り見た後にメルディと一緒にインフェリアへ。あとは本編通り
初めについた世界が違うのでアレクはインフェリア語、リオンはメルニクス語を話す。
BLくさく書いてみた。でも若干リオン→メルディのつもり。
「やっとお前とまともに話せるようになった」
上も下も、前も後も、過去も未来もわからない、ただ自分と相手の存在のみがはっきりとしている空間で、アレクはそっとリオンの頬に手を伸ばした。柔らかい漆黒の髪を掬い上げて慎重に肌に触れると、リオンの紫苑の瞳とかちあう。珍しくリオンの目がふと和らいだ。
「僕らは最後まで辞書と首っ引きだったな」
「ああ」
結局は習得できなかったメルニクス語を思い出してアレクは眉をしかめた。その様子を見てリオンが微笑む。何の問題もなく意思の疎通ができることに感極まって、思わずアレクはリオンを自分の方に引き寄せた。首筋から手をまわして後向きに抱きしめると、やはりリオンは何の抵抗もなくアレクの腕の中に収まった。
「今日はやけに素直だな、お前」
「そういう気分なんだ」
「寂しいのか?」
「少し」
「……これは珍しい。あいつは随分お前に懐いてたもんな」
言いながらリオンの髪を手で梳いてやる。
「それで、俺がその代わりか?」
「今だけ、な」
仕方ないな、とだけ呟いてアレクはリオンの髪を弄り続けた。
*****
古典に
「仕えていた主人と結構親しかったんだけど主人が死んじゃって主人の弟に仕えることになった」
というシチュエーションがあったのですがこれって結構萌えませんか。
というわけで何かでできないかなぁと思っていたのですよ。
兄が死んじゃうというのがネックなんですよね。
兄が死んで弟が生き延びるというパターンが少ないじゃないか。あ、ヘクトルはこれか。後はFF12しか今は浮かばんな……。
ポイントは兄の方に仕えていたというところですよね。兄とは親しかったけど弟の方はあくまでも「主人の弟」という関係でしかなかったってのが萌えるわけだ。
ある意味ではアシュルクも近いかもしんないな。聖魔のエフエイもいいと思うが殺したくないorz
仕えている方の心境はリヒターみたいなもんだと思えば。アステルが死んでエミルがいる、というね。リヒターほどどつぼにはまるようなもんでもないと思うが。
やっぱり一番しっくりくるのはエフエイでエイリークが死んじゃってゼトがエフラム付きになる感じかな。エフラムとゼトは近すぎると思うけど。
*****
どうして一人で勝手に決めて、一人で戦おうとしたんだ?
そんなに俺や、スタンやルーティやフィリアやウッドロウは、皆は信用できなかったのか?
昔は確かにそう思った。何度も記憶の中のお前に聞いてた。だけど今は……そんなことはどうでもいい。お前は確かに死んだ。それがわかっていても……それでも今、お前がここにいることが、泣きたくなるほど嬉しいんだよ、俺は。
*****
「クリミアで内乱らしいな」
「あぁ……完膚なくベグニオンに叩き潰されたデインと違って、あそこは昔のままだからな。保守層の貴族なんかが戦を起こしてもおかしくはない」
「だがクリミアも疲弊しているのは同じだろう?」
「上の連中はそれがわかっていない。んで下は反乱をおこせば現状がよくなると思い込んでる」
「ベオクの制度は複雑だな」
「慣れればそうでもないさ」
*****
「もうアイクの仕事は終わったの。アイクは戦争屋だもの。これからは、私達がやるの。英雄はもういらない」
*****
「妖怪だってこの世界にはいなくちゃいけないのよ。だけどたくさんいすぎてもいけない。そのバランスをとるのが退魔師の仕事なわけ。妖怪ばっかり退治してずるいって思われるかもしれないけど、人間は殆ど抵抗できないんだから。当然よね?」
「妖怪同士の抗争には干渉するつもりはないけど、あなた達が人間を害する妖怪を退治するんだってんなら喜んで手伝うわ」
*****
「僕は……僕は、何者なんですかっ!?」
「お前はお前だろう、セネリオ」
「……貴方がそう言ってくださるから、僕はそれでもいいと思いました。それでも、知っておきたいのです。貴方の知っていることだけでも教えてはくれませんか」
「お前がそこまで言うなら、な……俺も詳しいことは知らん。お前拾ったのは親父で、その親父はもういない」
「はい、アイク」
「状況証拠しかないが、結論から言うと……お前は隣国の王子である可能性が高い」
「そう、ですか……」
「やっぱり、という顔をしているな」
「僕の記憶はラグズ共に軟禁されていたところから始まっていますから。それから外に捨てられるまで、僕はそれを疑問にも思わなかった」
「確かあの頃は内乱が起こっていたな」
「ベオクと通じたラグズの王だなんて、排斥されるに決まっています。あの軟禁は僕を保護するためのものでもあったのでしょう。それが、王が弑されたこともあって僕も殺されそうになった。そこで僕の魔力が暴発、あの国の王都は壊滅状態に陥った」
「その後転移魔法も使ってこの国の中に来た、というのが親父の見解だった」
「無防備にも、当時のこの国には魔導結界がありませんでしたからね」
「ああ。それと……お前が着ていた服。かなりボロボロに擦り切れていたらしいが……禁色の生地に紋章が刻まれていたらしい。親父達はそれを決め手としたようだった。後はお前の話か」
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