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小説置き場。
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アビスの二の舞になりそうだ。

・グリーン・ゴールド・ルビーが三兄弟。能力覚醒はみんな7歳の時。
 結局のところ三人とも家出。本当に兄弟かと疑うくらいに似てない。グリーンはお祖父ちゃん似でゴールドがお父さん似でルビーはお母さん似。
 グリーンは努力型の天才。覚醒時には既に召喚士(という名称はまだ一般的では無かったため化け物使いとかその程度)のことは知識として知っていて、酷い迫害にあうことも知っていたからあろう事か周囲に全く気づかせなかった。一人が召喚士ということは、兄弟も召喚士になりやすいということも知っていたので弟達を心配してということもある。親が典型的なポケモン嫌いだったので親に話そうとは思いついてもいない。自分と弟達の為にこっそりかなり勉強、おかげで知識はある。
 ゴールドは兄とは違って楽観的な「なるようになる」思考。覚醒はグリーンとは違って大騒ぎになってしまい、町を追い出される。放っておくわけにもいかないグリーンも一緒になって町を出るも、ゴールドに大雑把なところを教えたくらいで逸れてしまう。そこからはポケモンの力を借りて一人で森をふらふらして実戦経験をやたらと積む。運動神経は抜群にいい。んで、2年くらいしてシルクリとばったり出会う。
 ルビーはいわゆる天才さん。優秀な長兄を見てきたので実年齢よりも精神年齢が高い傾向があって、頭の回転も早いのにゴールドと遊ばされてたせいか運動も得意と言われるレベル。兄二人が失踪したおかげで親の重圧を一人でうけることになり、少々屈折した性格になった。ゴールドと一緒に消えたグリーンが所有していた本などからグリーンも召喚士だったのだろうと当たりをつけ、多分自分もなんだろうなとは薄々自覚。ばれたらどうなるかは次兄が身をもって示してくれたので長兄のように周囲に悟られまいとする。ただし、自分を置いて行った兄達への感情は複雑。特にグリーン。それで覚醒が7歳の時。しっかり誤魔化していたのだが、自分だけは家出などさせるまいと過干渉な親、それから歳をとってだんだん思慮深くなるにつれてますます複雑になる兄達への感情、常に他人に能力に気づかれまいと気を張る生活、兄達の件を受けてその弟であるルビーに貼られたレッテル、などなどが重なって重なってついにぶっつんと何かが切れて10歳のときに町を出る。その頃にはもう精神構造がなかなかに曲がりくねっていたのだが、純朴なサファイアと出会って徐々にマシになりつつある。
 で、グリーンはルビーを置いていったらやばい事になるとは思っていましたが、放っておいたらゴールドはよく分からないまま死んでしまうに違いないという思いでゴールドに着いて行きました。あと当時まだ5歳のルビーを町から連れ出すべきか判断が下せなかった。町にいるほうが幸せなのではないか、みたいな。ルビーの置かれた状況は起こりうると思われた状況の中でも一番酷い、一番ありそうにない状況なんですよ。ゴールドは混乱していて自分のことで手一杯、ルビーのことは考えられなかった。しばらくしておいルビーは!? とグリーンに突っかかってたり。お兄ちゃんって大変ですね、グリーンさん。9歳でこれだからね。
 ちなみにグリーンとゴールドは再会を果たしてます。というかグリーンが一方的に探してた。ゴールドははぐれちまったもんはしょうがねぇ、くらいの考え方で碌に人にも会わず仙人生活してたわけで(必要最小限度のものを分けてもらうくらいにしか他人と接触していない。町で住人達に掌を返すような扱いを受けたおかげで人間不信気味)、見つかりようが無かったんですよね。シルバーとクリスと行動を共にするようになってからは街なんかにも顔を出すようになって、それでようやくご対面。町を出てから3年後くらい? 子供の頃の3年はかなり長い。仲間を見つけて上手くやってるゴールドを見て、グリーンも安心したみたいです。それからは基本的にゴールドについては放置。ルビーは気になるものの(このときルビーはグリーンやゴールドが覚醒した7歳より一つ上の8歳)、町には近づけない。召喚士達の間でもグリーンの町は召喚士嫌いと有名で、なかなか情報が入って来ない。ルビーが町から出てようやく再会です。ひと波乱あったもののサファイアが仲裁に入ったおかげで仲直り。まぁ、ルビーからすれば5歳の頃にいなくなった兄達の記憶なんて結構曖昧なんですけどね。
 現在の時点でルビーとゴールドは再会してません。ただ召喚士同士の情報網でゴールド達の話は結構聞くからルビーはまぁ探さなくていいいかと思ってる。ゴールドはなるようになるの人なので探してません。グリーンを探さなかったように。
 んで、互いの呼び方。グリーンは呼び捨て。ゴールドは兄貴とルビー、ルビーは小さい頃はグリ兄、再会した時にはグリーン兄さんでゴールドは今も昔も呼び捨て。ルビーはゴールドを兄だとはあんまり思ってない。

・上の三人の話を書いていたらシルバーは凄く平和だなと思った。村八分で済んでますからね。
 で、シルバーの世話をしている「おばさん」は昔に子供を亡くしているのですが、その子供がレッドです。実は死んでなかったオチ。レッドはよくいる戦災孤児の一人として育っていて、親は死んだものだと思っててそれを受け入れている。「おばさん」も子供は死んだものだと思っている。レッドの名前は育った村の人間がつけたものだからシルバーも気付かない。実はレッドとシルバーが義兄弟だ、という話。まぁこれは裏設定になるんだろうけど。シルバーは「おばさん」を母親だとは思ってません。自分を受け入れてくれて育ててくれた恩人くらいの認識です。
 シルバーとクリスの村は閉鎖的な村ですが、召喚士達の間では自分達の能力を明かしても大丈夫だという評価を下されている数少ない村です。但し他の村との交流も皆無なのであんまり知られていませんが。一応シルバーという召喚士を受け入れている村ですからね。クリスの覚醒のときもその時は怯え、拒絶したものの、クリスをつれてシルバーが村を出て行ってからはそこまですることは無かったのではないか、と反省気味なくらい。シルクリの帰郷も故郷を追い出された召喚士にしてはかなり早い方です。

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