小説置き場。
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どっちかって言うと朝見た空の様子に感動して、何とか文章化できないかと思って書いていたら、いつの間にかカイトがその空を見ている話になって、いつの間にかジムリーダーの設定も出来たという(爆
鳥使いの街のジムリーダーは17歳の最年少ジムリーダー(多分)で、使用タイプは勿論飛行タイプ。
しかしながら飛行タイプのエキスパートと言うよりかはトレーナーとしての才能の方が強く、セトーチリーグで優勝したという実績も。
世間からは若き天才トレーナーとして賞賛を一身に浴びている。
名前は未定。ついでに言うと街の名前も未定。バッチの名前も未定。
カイトと友達になりました。
サンは、ジム戦の前なのでブラッキー状態でボールのなかにいます。
鳥使いの街のジムリーダーは17歳の最年少ジムリーダー(多分)で、使用タイプは勿論飛行タイプ。
しかしながら飛行タイプのエキスパートと言うよりかはトレーナーとしての才能の方が強く、セトーチリーグで優勝したという実績も。
世間からは若き天才トレーナーとして賞賛を一身に浴びている。
名前は未定。ついでに言うと街の名前も未定。バッチの名前も未定。
カイトと友達になりました。
サンは、ジム戦の前なのでブラッキー状態でボールのなかにいます。
最上階に昇って、思わずカイトは感嘆の声を上げた。いいものが見られると聞いてある程度予想はついていたが、目の前の光景はその予想を遥かに越えていた。
空一面に朝日によって黄金に縁取られたひつじ雲が敷き詰められていた。文字通り一面に、である。この街の周囲には大きな山などの障害物が一つもないため、地平線までそれらが広がっているのが見えた。そして太陽を覆い隠す雲の厚さが違うためか、日の光は帯になって放射状に広がっていた。空を見上げると、地上などのな立っていることを忘れててしまいそうになった。
「どーだ。凄いだろ?」
急に声がしてカイトは驚いた。が、その後すぐにそれが知っているものだと気付き、振り返りもせずに返事をした。
「うん、確かに…これは凄い。こんなに綺麗だとは思ってなかった」
言いながらも、目は空から離さない。離すのがもったいないと思うくらいの強い印象を、ここからの景色はカイトに与えていた。
カイトに話しかけた人物は、カイトの隣まで歩いてやってきると、大の字になって寝転がった。
「俺さ、」
ぽつりと彼は言って言葉を切った。若干躊躇ったそぶりを見せたものの、続きはすらすらと淀みなく話し出した。
「初めてここに来たのって大体五年位前なんだよな。ここのライセンスをとっておかないと一人で街を出ることもできないから、まぁ、この街のほとんどの人間と同じようにこのジムにやってきた」
「うん」
「ライセンスをとったら旅にでてやるぞ、とかそんなことは考えてなかった。皆とりだしたから俺もとろうかな、みたいなノリでここに来て、俺はここからの景色にかなり衝撃を受けた。とりあえず全部吹っ飛んだ。何が、って言われたら何もかもとしか言いようがないんだけど、まぁ、その…魅入ってしまったと言うか。んで、俺はジムリーダーは何てずるい奴なんだと思った。知ってるとは思うけど、ここって基本的にジムリーダーと挑戦者しか入れないんだよな。こんないい場所を独り占めするなんて羨ましい、と思って、次の瞬間に俺はジムリーダーになることを決意した。」
彼が話し出したのは、世間では天才ジムリーダーと持て囃される彼の弱音なのかもしれなかった。
それに単純だね、と適当な相槌を返し、カイトはまた彼の話に耳を傾ける。
「俺もそう思う。それからの俺の行動は単純で、ライセンスをとった次の日には旅に出てた。ポケモンを鍛えながらジムバッチを集めて、リーグに出ていい成績を残せばジムリーダーになりやすくなるんじゃないかと思って出てみたら優勝した。んでここに帰ってきたら二年が過ぎてた。そっからはジムリーダーになるための勉強を必死になってやって、試験受けて、落ちて、もう一回受けてやっと受かった。前のジムリーダーのところに行って図々しく変わってくれって頼み込んで、リーダー代理を一年くらいやらしてもらって、そんで俺は晴れてジムリーダーになったってわけさ。」
あっさりと語っているが、実際の彼の努力は計り知れなかっただろう。自分と歳の近い若きジムリーダーの独白を、カイトは彼の友人として聞いていた。
ひとしきり話した後、彼は勢いをつけて立ち上がった。そしてカイトの方を振り返って、照れたように笑った。
「って俺、何でこんなこと話してるんだろうな」
「話したかったからじゃない?」
「そりゃそーか」
それから彼は顔を引き締めた。彼が真面目な雰囲気になっているのを感じとって、カイトも背筋を伸ばす。
ようやく、この地に来た本来の目的が果たされようとしていた。
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