小説置き場。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「もう、おれ、我慢できない」
「蓮太朗……」
「なんで、なんでお前がこんな目に遭わないといけないんだよ!」
「お前がそう言ってくれるだけで、俺は平気だ」
「おれが嫌なんだよ! ……付き合ってるって事にしよう、幸二。おれたちの事、誰にも否定なんてさせるもんか……! それでいい? 幸二」
「俺は、別にいいけど……お前は嫌じゃないのか? 男なんかと誰が付き合うかっ、って散々言ってたじゃないか」
「今の状況の方が我慢できない」
「お前がいいなら、俺は構わないよ、蓮太朗。ありがとうな」
*
「……お前ら、付き合ってるんじゃなかったのかよ」
「あれは、俺を庇う為に蓮太朗がついた嘘で……」
「ああ……そういうことか。じゃあお前は、今はあいつのことどう思ってるんだ?」
「それ、は……」
*
「なあ、蓮太朗」
「……なんだよ」
「ごめん」
「な、……んで?」
「俺さ、嘘を本当にしたくなっちまった」
「…………」
「俺は、お前の事が好きだ。いつの間にか好きになってた。だから、もしお前がよかったら……本当に、俺と付き合ってもらえませんか」
「…………」
「蓮太朗? ああ、突然こんな事言われても困るよな……ごめんな」
「遅い!」
「?」
「遅すぎる! おれはとっくに幸二の事好きだったのに!」
「え、そうなのか?」
「そうだよ!! 何で気付かないんだよこのアホ!! 鈍感すぎる!!!」
「そうか……よかった」
「!!? 幸二、きついって」
「ああ、ごめんごめん。……じゃあ、キスしても怒らない?」
「……おれ、今までに怒った事あったっけ」
「……無かったな」
「蓮太朗……」
「なんで、なんでお前がこんな目に遭わないといけないんだよ!」
「お前がそう言ってくれるだけで、俺は平気だ」
「おれが嫌なんだよ! ……付き合ってるって事にしよう、幸二。おれたちの事、誰にも否定なんてさせるもんか……! それでいい? 幸二」
「俺は、別にいいけど……お前は嫌じゃないのか? 男なんかと誰が付き合うかっ、って散々言ってたじゃないか」
「今の状況の方が我慢できない」
「お前がいいなら、俺は構わないよ、蓮太朗。ありがとうな」
*
「……お前ら、付き合ってるんじゃなかったのかよ」
「あれは、俺を庇う為に蓮太朗がついた嘘で……」
「ああ……そういうことか。じゃあお前は、今はあいつのことどう思ってるんだ?」
「それ、は……」
*
「なあ、蓮太朗」
「……なんだよ」
「ごめん」
「な、……んで?」
「俺さ、嘘を本当にしたくなっちまった」
「…………」
「俺は、お前の事が好きだ。いつの間にか好きになってた。だから、もしお前がよかったら……本当に、俺と付き合ってもらえませんか」
「…………」
「蓮太朗? ああ、突然こんな事言われても困るよな……ごめんな」
「遅い!」
「?」
「遅すぎる! おれはとっくに幸二の事好きだったのに!」
「え、そうなのか?」
「そうだよ!! 何で気付かないんだよこのアホ!! 鈍感すぎる!!!」
「そうか……よかった」
「!!? 幸二、きついって」
「ああ、ごめんごめん。……じゃあ、キスしても怒らない?」
「……おれ、今までに怒った事あったっけ」
「……無かったな」
PR
この記事にコメントする
カテゴリー
プロフィール
HN:
天樹 紫苑
性別:
非公開
カウンター
解析