小説置き場。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
●キャラ設定
マスター→関西訛り。
カイト →マスターには敬語。赤帯にはタメ口。
アカイト→普通の人すぎて苦労人。皆にタメ口。
帯人 →一人称僕。皆にタメ口。
「カイトの声変ちゃう?」
「カイト? ……あぁ、ノイズ入ってるな」
「人口声帯に亀裂でも入ってるんじゃない? そういう時に出るノイズだと思うけど、これ」
「へぇー、詳しいな帯人」
「っていうか、僕の声と同じ。昔に喉を切り付けられてから声帯は直してないし。センサーが入ってないから気づきにくいんだよね」
「ふぅん……んじゃ、喉開けるか」
「電源は、切らないんですか……?」
「あぁ、ちゃんと接続できてるかをお前に確認してもらおうと思ってな。痛覚だけ切れるか?」
「それは、できますけど……」
「……お前、電源つけっぱで内部機器の交換したことないんか?」
「へぇ、稼動時間が長いのに珍しい。よっぽどマスターに恵まれたんだね、あんた」
「心配すんなってカイト。ちゃんと痛覚切ってりゃあ痛くもなんともねぇよ」
「知ってるよっ、そんなことは!」
「んじゃやんで。……人影があったらお前もやりにくいか。アカ、帯人。ちょっと席外しててもらえるか?」
「じゃあマスターの部屋ですればいいじゃん」
「あのベッドじゃあ安定が悪すぎるわ」
「ま、とりあえず引っ込むぞ帯人」
「……そんなに怖いんか? 目ぇ潤んどるで」
「…………痛くないのは理屈では分かってるんです。でも、それでおれの喉を切るんですよね」
「せやな。人口皮膚を剥がさんと開くこともできひんし。電源落とすか? さっきはああ言うたけど別に問題はないんやで」
「……大丈夫です。慣れの問題だと思いますし。我慢します」
「あのな、あの二人がおかしいだけやで? アカはまぁ俺みたいな機械オタクのところ回されてきた奴やし、帯人は昔の主人がアレやったし。普通はボカロの修理は業者に引き取ってもうてセンターでやるもんやねんで。慣れる必要もあらへんし……」
「いいからやるならさっさとしてくださいよっ!」
「……なんつー意地っ張り」
「知ってますよっ、そんなこと! 性分なんだから仕方がないでしょう!? 怖いものは怖いんですっ!」
「はいはい落ち着けって」
「……っ」
「落ち着いたか?」
「……はい。すみません、マスター」
「んじゃやんで。怖いことあらへんから大丈夫や。俺を信じて、な?」
「は、い……」
PR
この記事にコメントする
カテゴリー
プロフィール
HN:
天樹 紫苑
性別:
非公開
カウンター
解析