[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
全世界を戦場にしてベオク対ラグズの戦争が行われていた頃。
ただ一国だけ、ベオクとラグズの共存を謳う国があった。
……と、まぁそんな感じで前世ネタもといアイクロードパラレルを始めようかと思います。
これなら敵の設定に困らないし。ただ最終的には明らかに国が滅ぶのがなぁ……。
ソーンさんが言う印付きの隠れ里、に当たるところに国があればいいと思います。
まぁ、最後はアイクの活躍によって両者停戦、でもいいと思いますが。
あーそれとも大洪水のパニックで戦争なんぞしている場合じゃなくなったってのでもいいかも。
と、言うわけで今までちんたら溜めていた設定をまとめますね。
まず考えやすいところからいくと、ガリアの樹海は熱帯雨森……なのかな? 雨緑林かもしれない。いわゆるジャングルなのですよ。鬱蒼としてて、湿気があって、赤道からちょっと緯度が離れた所のようなイメージ。でも完全な乾季はなさそう。基本的にずっと雨で、その中に雨が少ない季節があるくらい。やっぱり冬かな?
えと、多分Am。ブラジルの熱帯雨森、インドネシア、屋久島くらいのイメージ。
次は……ハタリでもいきますかね。完全なBWのはず。日本人が想像しがちな砂漠が広がってそう。全部砂、みたいな。ようするにエジプトですね。
次。デイン。亜寒帯。夏はまあいいんだけど冬がとてつもなく寒そう。そっか、針葉樹林か……。イメージはロシア。カナダではないのがポイント。なんか晴れの日が少なそうですね。
んじゃベグニオン。ここはなんか温帯だけどクリミアよりも寒そうな感じがします。中国くらいか。
クリミアは日本みたいな感じかなぁ……でも四季は日本ほどはっきりはしていなさそう。イメージ的にはフランスなんだよね。
フェニキス・キルヴァスはやっぱり地中海な感じで。テリウスの中でCsなところはここしかなくて、他国の農作物が育たないのです。ここが大洪水以前は高山だったらおもしろい。在来種は急激な気候変動に耐えられずにほぼ絶滅、だからキルヴァス・フェニキスでは植物が少ない、と。ちなみに土壌はフェニキスの方が豊かなんですね。キルヴァスはあれだ、氷河に削り取られたところ。あとテリウス大陸自体は大洪水の際に隆起してます。じゃないと高度の差が説明つかないしね。
で、ここが発端でした。セリノス。セリノス自体は鷺のおかげか季節の変動が少なめだといい。ずっと春~初夏くらいの気温。イメージはイギリスの森です。ケルト系の民族の住んでいる、魔女がいそうな森。針葉樹と広葉樹の混合林だけど広葉樹の方が割合は高め。落葉樹もあるけど、季節の変動がないから葉っぱは落ちません。
んで、セリノスの虐殺の後は酸性雨で枯れた森みたいな感じ。そんな森の写真は針葉樹林が多いのですが、セリノスはそうでもないです。
復活すると、鷺の人数が大分減っているんで季節が生まれます。一番普通の自然に戻ります。鷺の極端に強い正の気が自然を歪めてたんですね。正の気は調和とかそんなのだからやっぱり春っぽいし。夏とか冬は負の気っぽいです。冬になると葉が散って雪が降るんですよ。そんなセリノスの変化は即ち鷺の変化でもあるわけです。
……ひとまずこんなもんですか。
とりあえず場面っぽいのを作ってみた。
アイクもセネリオもかなり偽者ですね。特にセネリオが酷い。アイクに対してくだけすぎ。
でもこれくらいの軽口の応酬ができるアイセネがいい……。実際だとセネリオが重過ぎるんだもの。
一番微妙なのはアイクの立ち位置なんだよね。
元は平民として自分の生まれも知らずに育ってきた→王位継承者がいなくて王宮に引き取られる→侵攻を受けて王が死ぬ という流れにするか?
となるとミストは……アイクが育った家の子、ということで。副長も似たような感じ。
んで緑三兄弟は平民時代の友人達ということで。オスカーは王宮で料理人として働いていたからびっくり。王宮の事など何もわからないアイクをこっそり支えます。たいした地位でもないので特に咎められることはない。んで元騎士だったらいいな。ただ騎士だと弟達にもしもの事があったも駆け付けられないかもしれないから両親がいなくなった時点で除隊済み。
セネリオは平民時代のアイクの友人で、極端に社交性が無い。学問所に通っていた。卒業してからアイクに召し抱えられる。
後鳥翼ですが傭兵団にしちゃいましょう。
団長がティバーンで副長がネサラ。以下鳥翼の面々が在籍。鷺ですら。
後の面々はとりあえず鳥翼で。ヤナウル、ニアルチ等。ビーゼは別。
ティバーンは実力と統率力と決断力と情を併せ持った優秀な団長。
ネサラも十分他人を率いるだけの統率力を持っているけど副長。
ティバーンが苦手な雑務(会計とか)とか報酬の交渉なんかをよくやる。
団長とは言いたい放題の仲ですが、必要な時にはきっちりと団長を立てます。
って、これはティバネサ兄弟設定前提ですよ。
リュシオンも可愛い?顔して結構えげつないことを要求したりしてそうな。
リュシオンは暁後だとだんだんネサラの片腕として頭角を顕しそうです。自分の外見を利用することを覚えたりとか。
後ティバーンもネサラも鳥翼の中ではトップレベルの戦士ですよ。
なのに何故一介の傭兵に収まっているのかは謎。
アイクが雇います。
あとティバネサが同じ仕事をするのは珍しいです。
なお隣国ですが、身分差別はあれども種族差別はありません。だから貴族に雇われたりもする。
……と書いたがネサラがアイクの国の文官の偉いところだったら萌えるかもしれない。
団長は騎士団長だよね。とりあえず武官の長。
だから文官をどうするかなんだが……うーん、ベグニオンのとかにするか?
あ、ネサラを文官に取り立てたということで。
てか大洪水の前って完全にベオクとラグズが対立していたような気がするんだが。
まぁほとんどパラレルだからいいか。
でもハタリのような国もあるんだよなというかハタリってどんな国?
あんまりゲーム中では触れられてないのかな。
ただ寿命が違うってのがなぁ。
寿命が長いラグズが権力を握りやすそう。権力とかはあまり動かない方が安定するし。
そしたらラグズが支配するといった権力構造になるよな。
まぁラグズはベオクほど欲がないからその方が善政を敷けるのかね。
ただまぁいろんなベオクがいるようにいろんなラグズがいるわけで。その中には金大好きなラグズとかいるんだろうな。
あ、文官は皆鷺とか? ……無理だな、外交で国が滅ぼされる。
外交官は鴉というイメージが強いです。竜でもいいけど。
てかラグズとベオクって明らかにラグズの方が優秀じゃあないですか。頭の回転が早いくらいですよね。
でもこれって早くならざるをえなかっただけのような。うーむ。
アイクとセネリオはアルスラーン戦記みたいな感じでいいんじゃないかと思った。
セネ→アシュアムの実子だけど印付きだから捨てられる→ちょうどよく生まれてたアイクと取り替え→エルナさんが乳母として育てる→突然王宮に上げられる
みたいな感じで。
これならセネちゃんが王族の血を引いてて、かつアイクが王子になる。
アイクはアシュナードの遠縁ということでどうだ。
とりあえずロードアイクと、何の確執もない鳥翼を見たいだけです、はい。
でも今文章書こうと思ったら確実にアルスラーンの影響を受けるんだろうな。同じ戦記モノでもアルスラーンとFEは違うし。FEの少人数で戦ってる感じが好きです。あとずるずると仲間が増えていく感じとか。
だからと言って鷹にとっての1日がベオクにとっての10日だとは必ずしもは言えないのですが、まぁ近いもんだと思います。
1日1日の重みはどっちもかわらないのですが、ベオクが「もう一月たったのか」と思うのと鷹が「もう一年たったのか」と思う感覚は似たようなもんじゃないかと思います。積み重なった時の感じ方が違う感じ。
ゲーム中では、私は比較的ベオクの視点で物語を眺めていたのですよ。だからこそ、ラグズ達からの視点で物語を眺めなおす必要があるなと思うわけです。
セリノスの大虐殺があった20年前とは、鷹鴉からすればたったの2年前なのですよ。リュシオンからすればそれよりも更に短い。
20年前のことを許すことと、2年前のことを許すこととでは話が大分違う。
・ララベル<ティアマト(年齢)
・ヨファ、エディ、レオナルド、メグはほぼ同い年
・ラグズの寿命をベオクと比較した場合、獣牙族で約5~6倍。鳥翼族の鷹・鴉で約10倍近く。
鷺で1000年以上、竜で2000年以上。
・ハール、ティアマトは30代、シグルーンはぎりぎり20代。
・ミストほどではありませんが、ライも【正】の気が強く、気配などを察する能力にも長けています。(←【正】の気が強いと気配を察する能力に長けるのか?
・サザは蒼炎からだと10cm伸びたらしい。
・3人(ティバ・ヤナ・ウル)は、鷹の民の間では、ほぼ同い年とみなされる年齢差です。
ヤナフ、ティバーン、ウルキという年の順です。
ティバーンは鷹の民の中でも群を抜いて体格が良く、ヤナフは元々小さめの鷹の一族出身で、その中でも一番小柄なのであの体つきです。
ウルキは少し痩せ型ですが、3人の中では最も平均的な鷹の民の体型をしています。
・獣牙族、鳥翼族・鷹の民と鴉の民は、その時最も力のある者が王位に就く慣わしです。
鳥翼族の鷺の民とゴルドアの竜鱗族の2国に関しては、種自体の特徴として、鷺の民は白鷺、竜鱗族は黒鱗が最も強い力をもって生まれてくるので、自動的にその一族内で王位が譲られるという図式になります。
くそ……いかに整合性を持って年齢を設定するかであんなに頭を悩ませたのにぃぃ!
全部蒼炎。てか鳥翼のみ。
時間的にはセリノスの虐殺後。ナギがガリアに向かう経緯みたいな?
オリキャラ
・ナギ→ネサラの姪っ子。父親がべオクなんだけどラグズの血が異様に濃く出てる。リュシオンと両思いなのにすれ違い。
時代は大洪水よりも前で、勝手に国とか作って架空戦記ものにする感じ。
アイクはこっちではロードだったらいい。王子。んでグレイル団長は王ではなくてその国の重鎮。
むしろ王位争奪の内乱とかでもいいかもな。アイクは第二王位継承者で、王と第一王子が死んでしまってアイクが継ぐはずなのに第三王子あたりが反乱、みたいな。ちなみに王達の死因は隣国からの侵攻ね。第三王子はその隣国の後ろ盾があるといいよ。あ、むしろ隣国に国を売ったとか?
ミストは王女って感じがしないからアイクの乳兄妹で。オスカーは城の料理人だよね。副長がミストの実のお母さんでアイクの乳母。ボーレとヨファはオスカーの弟だけど城には関係無しの平民。
侵攻してきた隣国ってのは蒼炎デインくらいのイメージで。それとはまた別の国でエリンシアが女王。こっちはほぼクリミアベースで。
ティバーンとネサラは似てない兄弟だったらいい。腹違いとかそんな感じで少し距離がある。あ、鷹と鷹の子と鷹と鴉の子という設定で。ネサラの幼なじみが鷺兄妹。ヤナフとウルキは双子でティバーンの幼なじみでどうだ。要するに鳥翼は皆で仲良し。侵攻してきた国の平民で、この国は支配階級のみベオクで後はラグズとかはどうだろう。
暁の団はまぁ、途中からアイクに力を貸すということで。
トパックはどうするかな……。ちょっと遠い国の王子(兄弟はたくさんいるので王位はまずまわってこない)で、家臣を連れて諸国を漫遊中。
あ、セネリオはアイクが拾います。隣国のなかでも平民(ラグズ)よりも低い身分の孤児とかそんな感じ。お忍びばっかりしているアイクとたまたま出会って連れて帰られました。
ざっとこんなもんか。
ナギちゃんの設定を兼ねてますな。(というか私の文章は設定を書いているに等しいような……
時期はネサラが王位に付く前。さらに言うとセリノスの大虐殺よりも前。
具体的に何年前とかけないのが悔しいですね……いつか真剣に考えよう。
・ユール
鳥翼よりの友情の男主人公。梟の民。
名前はほら、響きで。本名はユーウェルで愛称がユールになるかも。
夜間の戦闘にかけてはティバーンをも凌駕。でも昼間は基本的に化身不可。魔法も使えて、あまりの戦闘力の高さにかつては迫害を受けた種族。現在は各地に点在して自然の中で細々と暮らしている。
基本的に梟は仲間意識が低く一人を好む種族だが、ユールはそれに堪えられなくて他のラグズに交じって各地を点々としていた。そのときにラグズ奴隷解放軍だとか王族だとかと知り合いに。
・ナギ
お相手リュシオン(予定)の女主人公その1。鴉とベオクのハーフだけど印付きではない。
父親が日本からトリップしてるんでその影響+ナ行(まだ言うか) 母親はノアで歳の離れたネサラの姉。要するにネサラの姪っ子。
なんで印付きじゃないのかというと、印付きの定義が「ラグズの血を引いているとごく稀に生まれる」と言う割りには印付き本編で登場し過ぎだろ! と思ったから。ソーンさんの親は印付きではないんだ。それが当たり前なんだよね?
中途半端にベオクとラグズの体質を受け継いでいます。化身可能だが化身前がベオクの体、化身後がラグズの化身前の状態、と言う感じ。ラグズ独特の「気」を感じる能力はある。寿命も普通の鴉くらい。
ベオクの中で暮らすとハーフであることは悟られないが寿命の違いで一つのところに定住できない、ラグズの中ではハーフであることがわかるので暮らせない、という複雑な状態。
ラグズのように体の一部を使って戦う、ということはできないので、剣と弓を使うベオクらしい戦い方をする。
・椎奈(シーナ)
お相手……誰? な感じの女主人公その2。トリップします。
日本人としても外国人としてもあんまり違和感がない稀有な名前ですね。おまけに性別もあまり関係ないと言うまさに夢主のためにあるような名前。
暁クリア済みで所謂オタク。腐女子ではないはず。
テスト前に何やってるんだw って感じですねあはは
――んじゃ、あそこに星が真っ直ぐ並んで交差してるのがあるだろ。あれが一番高く昇った頃に来てくれ。
“真っ直ぐ並んだ星”……? ふとそれを見上げて、違和感に首を傾げた。違う。頭の片隅で声がした。何かが違う。とにかく違う。何が…………そうだ!
真っ直ぐに星が並ぶこと、それ自体がありえない! あれは、俺が知ってる星空じゃない!!
「……っ、ネサラっ!」
早く奴に会って問い質したい。あいつは何かを知っていた。そうでないとあの十字星をわざわざあんなめんどくさい言い回しで言うはずがない!
足は地を蹴り、翼は風を切る。届くはずのなかった星空に手が届きそうで、とにかく、高く、高く……!
地面よりも空が近いくらいまで昇って下を見下ろしたとき、ようやく記憶にかかっていた霞が晴れた。
「なぁ……どこだよ、ここ」
違う。違う。ここはテリウス大陸じゃない。どこでもない。
こちらに近付いてくる人影に気付いた。
「ティバーン……」
影だけで大体誰かはわかる。
「ここまで来たのはお前が久しぶりだよ」
「ティバーン! どこだよここは!」
「お前は鴉の管轄だ。とりあえずこいつを持ってあいつのところに行け」
「どういうことだよ、なあ!?」
「詳しいことはよくわからないんだよ。
ただ、俺達は安寧に生きるために記憶を封じた……それだけさ」
まったく夢っぽくないのはどうしてなんだろう。話が進まない。
というか主人公をどのタイミングでアイク達に合流させるかなんだよね。あと名前。
漢字でもカタカナでも違和感の無いのがいいんだが……。
FEの名前って独特だからいまいちピンと来るのがない。
男主はユーウェル(ユール)、ハーフ主はニーナの予定。ニーナ微妙なんだけどな……
ユールの方はヴェスペリアの主人公のフルネームを知ってると笑いそうになりますね。自分の語感のなさに嫌気がする。
ちなみにハーフの方は「鴉だったらナ行で始まらないと! ネサラとかニアルチとか!」が前提にあったりします。
とりあえず、主人公の到着先はガリア王宮だった、という設定で行きましょう。
ただユールの言い回しがクリミア側に着いたようにしか取れないんだが……。
ラグズの集落に対して「人里」という言葉が適切なのか。
「もう二度と一人でこんなところに来ようなんて思うなよ」の「こんなところ」って言うのはラグズの居住地という意味を込めて書いてたからなぁ……。
ただクリミア方面に主人公を出しちゃうと傭兵団との合流が凄く強引になる。
デイン軍をかろうじて抜けてガリアの樹海に飛び込む頃だからなぁ……。切羽詰まりすぎだろ、という気が。
うーん、やっぱりクリミアにするか? だってユールはそんなこと知らないもんな。配慮してくれないし。
FEは蒼炎・暁はプレイ済み。
一応オタクだけどあんまりギャグにはなりません。文中では名前が愛沙(あいさ)になってます。ビバ適当。
サブ主人公として現地男主人公も。
こっちは第四の鳥翼の種族の梟の民。細かい設定は前のを参照。
とりあえず序章。この設定で原作沿い書きたいなぁ……
**********
鳥翼族の種類を増やそう! というのね。
獣牙族だと獅子・猫・虎・狼と四つもあるのに鳥翼だと鷹・鴉・鷺の三つしかないじゃないか、というわけで創作。
本当は水鳥系がよかったんですけど。なんかアヒルとかカモとかだとかっこ悪いじゃないですか。本命はペンギンなんですけどこれは漢字がないんでちょっと、世界観にそぐわないといいますか……
と、いうわけで、
「セネリオ。風呂に入りに行かないか」
「あ、はい……少し待って貰えますか」
・セネリオの髪を洗うアイク
セネは髪長いし洗いがいがあると思うんだ!
・アイクの髪を洗うセネリオ
アイクは短いから結構適当だと思う。セネリオは几帳面そうに見えて案外おおざっぱであればいい。
「目に石鹸が入るといけないですから、目はつむっててくださいね」
「ああ」
ゴシゴシゴシ……
「!」
「アイク……目はつむってて下さいと言いましたよね?」
・初めてお風呂に入ったセネリオ。アイクに従って湯舟に浸かっていたら完全に茹で上がる。
「(そろそろ上がるか……)セネリオ? おい、セネリオ?」
「…………」
後日談としてはその後をセネをお姫様抱っこしてアイクが風呂場から出てくればいいと思います。
そしてセネリオは湯舟に近付かなくなった。
・というわけでアイクは風呂好き。
・傭兵団で銭湯とか行ったら凄く楽しそう。というか遊んでそう。
ボーレとヨファが水掛けを開始→アイクが巻き込まれて参戦→静観していたところにお湯をかけられてシノンが参戦→おもいっきりお湯をかけられたセネが切れて皆を切り刻んで終了☆(もちろんアイクは無傷)
ちなみにオスカーはひたすら静観。シノンよりもセネリオよりも大人。キルロイは諦めの境地で傍観。何故か参加者並にびしょびしょ。そしてセネリオの餌食に(でも魔防は高いからさほどダメージを食らっていない)。他の面々は知らんw
*****
視覚による情報は人間が感じることのできる情報のほとんどを占めるという。
その視覚を絶つ、ということは人間の得られる情報の大半が失われるということで、そうなると無意識のうちに他の感覚が鋭くなる。
周囲に自分の集中を邪魔する人の気配がないことを確認したセネリオは、そうして瞼を閉じた。
海の潮風を肌で感じ、その匂いを胸いっぱいに吸い込み、波の音を遠くに聞く。頭の中を空っぽにして、意識を世界に同調させる。
自分がどこまでも広がっていくような高揚感。
だがそれも、聴覚が捉えた足音によって唐突に途絶えた。だが不思議と不快感はない。背後の足音はこちらが気付いたことにも気付かないままセネリオに近づいていた。緩慢な動作でセネリオは振り返った。
「すまない。邪魔をしたな、セネリオ」
「いえ」
他でもないアイクに対して、邪魔だなどとセネリオが思うはずもない。
「どうかなさったのですか」
「いや……夜風に当たりにきただけだ」
「あまり長くいると風邪を引きますよ。夜は冷えますから」
心外だ、と言わんばかりにアイクは眉をしかめた。
「それはお前だろう。夕飯の後からずっと外にいるじゃないか」
「知っていたのですか?」
軽い驚きをこめてセネリオは言った。自分では、なるべく気付かれないようにでてきたつもりなのだ。
「あれだけ気配を絶って部屋を出られると逆に気になる」
言って、アイクはセネリオの隣に立って海を眺めた。
どうかしたのか、とは聞かなかった。聞いても多分、セネリオは答えない。いや、答えられない。
「いかんな……」
アイクの呟きが夜の静寂の中に落ちた。セネリオは目で聞いた。
「いや、眠れないから外にでてきたんだが……かえって目が覚めた」
戻るぞ、セネリオ。
「はい、アイク」